第一三共
DAIICHI SANKYO COMPANY,LIMITED
医薬品 / 医薬品
2,716円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/5
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
ADC(抗体薬物複合体)のグローバルリーダー
エンハーツを中心としたADC技術で世界をリード。AstraZenecaとはエンハーツ(最大69億ドル)とダトロウェイ(最大60億ドル)の2件の提携を締結し、グローバル展開が加速中。
- 2
エンハーツのブロックバスター化
乳がん・胃がん・肺がんなど複数の適応症で承認を取得・拡大中。グローバル売上はブロックバスター(年間売上10億ドル超)に成長し、さらなる適応拡大が見込まれる。
- 3
ダトロウェイ上市とI-DXd申請で広がるADCフランチャイズ
ダトロウェイ(Dato-DXd)は2024年12月の日本を皮切りに2025年に日米欧で承認・上市され、2025年度売上561億円から2026年度は1,215億円を計画。I-DXdも2026年10月10日のPDUFAを控えており、単一製品依存からの脱却が進む。
注意すべきリスク
- 1
ADC市場の競争激化
Pfizer/Seagen、Gilead等の大手が相次いでADC領域に参入しており、エンハーツの市場シェアが脅かされる可能性がある。
- 2
臨床試験結果への高い依存度
ADCパイプラインの臨床試験結果が予想を下回った場合、成長シナリオが大きく後退するリスク。HER3-DXdは確認試験HERTHENA-Lung02で全生存期間が統計学的有意差に達せず、2025年5月に米国BLAを自主取下げしており、後続ADCの臨床成否リスクは現実化している。
- 3
研究開発費の増大
ADC開発の推進で研究開発費が増加傾向にあり、成功しない開発候補への投資が利益を圧迫する可能性がある。
事業概要
売上収益1.8兆円超、世界約20か国に拠点を持つ日本発のグローバル製薬企業。成長を牽引しているのは、抗体に薬剤を結合させてがん細胞へ届ける「抗体薬物複合体(ADC)」で、乳がんなどに使われる「エンハーツ」がその代表。抗凝固薬「リクシアナ」も主力の一つ。事業は医療用医薬品(イノベーティブ医薬品)、ワクチン、一般用医薬品・ヘルスケア製品の3本柱で構成される。
主要事業
イノベーティブ医薬品 — がん領域のADCを軸とした処方箋医薬品の研究開発・製造・販売
ワクチン — 第一三共バイオテックによるワクチンの製造・販売
OTC医薬品/ヘルスケア — 第一三共ヘルスケアによる一般用医薬品・ヘルスケア製品
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
2,123,045
+12.6% YoY
営業利益
258,047
-22.3% YoY
純利益
279,728
-5.4% YoY
営業利益率
12.2%
企業評価
総合スコア 4.0 / 5
成長性
5
収益性
4
安全性
3
規模
5
割安度
3
競合・類似銘柄
自社創薬の新薬を国内外で販売する研究開発型の製薬会社。主力品の特許切れと開発パイプラインの進捗が業績を決める。
売上収益1.8兆円超、世界約20か国に拠点を持つ日本発のグローバル製薬企業。成長を牽引しているのは、抗体に薬剤を結合させてがん細胞へ届ける「抗体薬物複合体(ADC)」で、乳がんなどに使われる「エンハーツ」がその代表。抗凝固薬「リクシアナ」も…
銘柄の分類・事業概要はKabuGraph調べ
セグメント別売上(2026年3期)
| セグメント | 売上(百万円) | 利益(百万円) | 構成比 |
|---|---|---|---|
| 米国 | 749,435 | 0 | 35.3% |
| 日本 | 579,591 | 0 | 27.3% |
| 欧州 | 496,793 | 0 | 23.4% |
| その他 | 297,226 | 0 | 14.0% |