中外製薬
CHUGAI PHARMACEUTICAL CO.,LTD.
医薬品 / 医薬品
6,089円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/5
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
「ダブルウィング」モデルでCore営業利益率約50%
自社創製品の海外ロイヤリティ+ロシュ製品の日本独占販売という二重の収益構造が、国内製薬企業で圧倒的な利益率を実現。
- 2
Core当期利益9期連続増益の安定成長
2025年12月期までCore当期利益で9期連続増益。医薬品業界の不確実性が高い中、複数の自社創製品のグローバル成長とロシュ製品の安定収入が支え、稀有な連続増益を達成。
- 3
独自創薬技術プラットフォーム
バイスペシフィック抗体(ヘムライブラ)、リサイクリング抗体(エンスプリング、PiaSky)に加え、自社の中分子創薬(環状ペプチド)・スイッチ抗体等の次世代技術を開発中。2025年7月に早期品5件を中止して後続品へ集中しており、製品化はこれから。
- 4
ヘムライブラのグローバル売上47.5億スイスフラン
血友病A治療薬として画期的な二重特異性抗体。ロシュ計上ベースの2025年グローバル売上は47.5億スイスフラン(前年比+11%、為替一定ベース)で、ロイヤリティ収入が安定的に拡大。PiaSkyも次の大型製品候補として成長中。
注意すべきリスク
- 1
ヘムライブラの特許切れ・競合品リスク
最大の収益源であるヘムライブラの特許満了後にジェネリック・バイオシミラーが参入すれば、ロイヤリティ収入が大きく減少する可能性がある。
- 2
ロシュへの依存
売上収益の約58%(2025年)がロシュ向けの輸出・ロイヤルティで、海外販売はロシュの販売網に依存。持株比率約60%の親会社であるロシュとの関係変化や経営方針転換がリスク要因で、配当もロシュの意向に影響される。
- 3
創薬パイプラインの成否
次世代技術の臨床試験結果次第で長期成長の見通しが大きく変わる。新薬開発には常に失敗リスクが伴う。
事業概要
ロシュグループの一員として抗体医薬品の研究開発に強みを持つ国内大手製薬企業。がん領域を最重点とし、免疫疾患、骨・関節疾患、眼科領域の医薬品を開発・製造・販売する。血友病治療薬「ヘムライブラ」はロシュを通じて世界的に展開。独自の抗体エンジニアリング技術を武器にバイスペシフィック抗体やリサイクリング抗体など次世代抗体医薬を創出する。
主要事業
がん領域 — がん免疫療法薬「テセントリク」、抗HER2抗体薬物複合体など
血液領域 — 血友病A治療薬「ヘムライブラ」のグローバル展開(ロシュ経由)
免疫・骨関節・眼科 — 関節リウマチ、骨粗鬆症、加齢黄斑変性などの治療薬
独自技術基盤 — バイスペシフィック抗体、リサイクリング抗体、スイーピング抗体などの次世代抗体エンジニアリング
株価推移
業績ハイライト2025/12(百万円)
売上高
1,257,941
+7.5% YoY
営業利益
598,833
+10.5% YoY
純利益
434,012
+12.1% YoY
営業利益率
47.6%
企業評価
総合スコア 4.2 / 5
成長性
4
収益性
5
安全性
5
規模
5
割安度
2
競合・類似銘柄
自社創薬の新薬を国内外で販売する研究開発型の製薬会社。主力品の特許切れと開発パイプラインの進捗が業績を決める。
ロシュグループの一員として抗体医薬品の研究開発に強みを持つ国内大手製薬企業。がん領域を最重点とし、免疫疾患、骨・関節疾患、眼科領域の医薬品を開発・製造・販売する。血友病治療薬「ヘムライブラ」はロシュを通じて世界的に展開。独自の抗体エンジニア…
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