グロービング(277A)の企業分析|「戦略×実行」JIモデルとAIで挑む2031年売上1,200億円構想

グロービング(277A)は、元アクセンチュア出身の輪島総介氏が2017年に設立し、2021年にコンサルティング事業を本格化させたテクノロジーコンサルティング企業です。
戦略策定から実行まで同じチームが顧客組織の当事者として伴走する「JI(Joint Initiative)型コンサルティング」と、自社開発のAIプロダクト群を武器に、大企業のDX・経営変革を支援しています。
2026年5月期(IFRS)は売上高115.1億円(前期比+39.4%)、営業利益40.0億円(同+53.6%)、営業利益率34.8%。2031年5月期に売上高1,200億円・AI関連売上比率70%以上を目指し、2026年12月には持株会社「WAOホールディングス」へ移行する予定です。
この記事では、事業モデル(TLS・GS・JIモデル)、AIプロダクト戦略、業績推移、投資判断のポイントを個人投資家の視点から解説します。
この記事の内容(目次)
会社概要 — 元アクセンチュア陣が創った「戦略×実行×AI」のコンサルティング会社
グロービングは、元アクセンチュア・PwCコンサルティングの輪島総介氏が2017年1月に神奈川県鎌倉市で設立。2021年3月の三菱マテリアルのDX戦略案件を機にコンサルティング事業を本格化させました。
大手ファームが分業する「戦略策定」と「実行支援」を、同一チームが顧客組織の当事者として手がける「JIモデル(Joint Initiative)」が差別化の核です。経営陣の多くは戦略系ファーム出身で、上場を主導した田中耕平氏(前社長)も元アクセンチュアです。
項目 | 内容 |
|---|---|
会社名 | グロービング株式会社(Globe-ing Inc.)※2026年12月1日付で「WAOホールディングス株式会社」に商号変更予定 |
証券コード | 277A(東証プライム) |
設立 | 2017年1月(コンサルティング事業の本格開始は2021年3月) |
上場 | 2024年11月29日 東証グロース → 2026年4月30日 プライム市場へ区分変更 |
代表者 | 福田 浩基(代表取締役社長兼CEO、元ボストン コンサルティング グループ。2026年8月27日就任) |
従業員数 | 298名(連結、2026年5月末時点)。うち調整後コンサルタント数203名 |
本社 | 東京都港区赤坂(東京ミッドタウン ミッドタウン・タワー39F) |
決算期 | 5月期 |
業種 | サービス業(テクノロジーコンサルティング) |
出典:グロービング公式サイト、IR情報
沿革 — 事業開始から3年半で上場、1年5ヶ月でプライムへ
年月 | 出来事 |
|---|---|
2017年1月 | 輪島総介氏が神奈川県鎌倉市に設立 |
2021年3月 | 三菱マテリアルのDX戦略案件を機にコンサルティング事業を本格開始 |
2023年10月 | クリエイティブ・マーケティング領域の強化でアバランチを子会社化 |
2024年11月29日 | 東証グロース市場に上場(公開価格4,530円・初値5,600円) |
2025年3月1日 | 1株→5株の株式分割 |
2026年4月30日 | プライム市場へ区分変更 |
2026年8月27日 | 福田浩基氏が代表取締役社長兼CEOに就任 |
2026年12月1日(予定) | 持株会社体制へ移行、「WAOホールディングス株式会社」に商号変更 |
出典:グロービング 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)、IR情報よりKabuGraph作成
IPO前の実績 — 売上は急拡大、利益は投資で振れる
IPO時のⅠの部に記載されたIPO前の業績推移です(2023年5月期までは単体、2024年5月期は連結)。
決算期 | 売上高 | 経常利益 | 純利益 |
|---|---|---|---|
2021年2月期 | 0.8億円 | 0.0億円 | 0.0億円 |
2022年2月期 | 10.2億円 | 2.2億円 | 1.2億円 |
2022年5月期(決算期変更・3ヶ月) | 4.2億円 | 1.1億円 | 0.8億円 |
2023年5月期 | 26.1億円 | 7.4億円 | 4.7億円 |
2024年5月期(連結) | 41.8億円 | 3.8億円 | 2.6億円 |
IPOの概要
上場日: 2024年11月29日(東証グロース)
公開価格: 4,530円 → 初値5,600円(+23.6%)
主幹事: 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
調達資金: 約49億円。コンサルタントの採用費・人件費、オフィス増床、ソフトウェア開発に充当
主要株主(Ⅰの部): 輪島総介 34.1%、EMMA&KEITO 29.2%(輪島氏の資産管理会社)、パーソルクロステクノロジー 6.3%、KFV 4.2%(田中耕平氏の資産管理会社)、田中耕平 2.4%
創業者の輪島氏と資産管理会社を合わせた持株比率が6割を超え、経営陣のコミットメントが伺えます。
出典:グロービング 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)
2026年の経営体制 — CEO交代と持株会社化
2026年8月27日付で、元BCGマネージング・ディレクター&パートナーで2024年2月から取締役CSOを務めていた福田浩基氏が代表取締役社長兼CEOに就任しました(4月14日発表)。前社長の田中耕平氏は取締役兼CSO、創業者の輪島氏は取締役・AI事業本部長として経営に残ります。
出典:グロービング「持株会社体制への移行に伴う分割準備会社の設立及び吸収分割契約の締結並びに定款の一部変更に関するお知らせ」(2026年7月15日)、「福田浩基が代表取締役社長兼CEO上級執行役員に就任」(2026年8月27日)
事業を理解する — TLSコンサルティングとAIプロダクト
グロービングの事業は「コンサルティング事業」と「AI事業」の2セグメントです。売上の96.5%はコンサルティングで、AI事業はまだ3.5%。ただしコンサルティングの中身は「JI型」と「AI関連」へ急速にシフトしています。
指標 | FY2025/5 | FY2026/5 |
|---|---|---|
コンサルティング事業 売上高 | 82.1億円 | 111.1億円(+35.2%) |
AI事業 売上高 | 0.4億円 | 4.1億円(+857%) |
JI売上比率(コンサル売上に占める割合) | 44% | 60% |
AI関連売上比率 | 30% | 49% |
調整後コンサルタント数 | 178名 | 203名 |
年間売上10億円以上の顧客 | 1社 | 2社 |
出典:グロービング 2026年5月期 決算短信・決算説明資料よりKabuGraph作成。セグメント売上は日本基準。AI関連売上は提案書や報告書でAIを扱った案件の売上
TLS(Thought Leadership Strategy) — 経営の最上流に向き合う戦略コンサルティング
TLSは、業界再編や事業ポートフォリオの再構築、中長期の成長戦略、全社AI戦略といった経営の最上流にある構造課題に向き合うチームです。CxOとともに「正しい問い」を設計するところから始め、戦略策定から実行まで同じメンバーが伴走します。

Corporate Finance & Strategy — 全社戦略・M&A・業界再編・AI経営戦略
Automotive & Products / Pharma & Health Care — 自動車関連・ものづくり産業、製薬・ライフサイエンスのAI・DX
Technologies, Media & Telecommunications(TMT) — テクノロジー・メディア・通信
Chemical & Utility — 化学・素材産業、電力・ガス・エネルギー
GS(Growth Strategy) — 経営課題を横断的に支援
GSは、業界を横断する経営アジェンダや新技術を活用したイノベーションで、顧客や社会の「成長」を創出するチームです。5つのソリューションチームで展開しています。
Technology Transformation(TX) — テクノロジーを活用した経営改革・業務改革
Supply Chain Management(SCM) — サプライチェーン全体を経営アジェンダとして再設計
Financial Performance(FP) — 財務・経営管理の高度化とAIを取り込んだ意思決定
Management Consulting(MC) — 経営の重要な意思決定の支援と内製化
AI & DATA — AIによる顧客の業務プロセスの再構築
JIモデル — 「戦略策定」と「実行伴走」を同一チームが一貫して行う
グロービング最大の差別化ポイントが「JIモデル(Joint Initiative)」です。一般的なファームでは戦略チームが計画を作り、別の実行チームや外部SIerが実装します。この分業では戦略と実行の間で情報が落ち、「絵に描いた餅」に終わるプロジェクトも少なくありません。
クライアントから見れば「戦略の質が実行で劣化しない」ことがメリットで、長期のリピート契約につながります。FY2026/5期は年間売上10億円以上の顧客が2社(前期1社)、1億円以上5億円未満が16社(同12社)に増え、戦略アカウントの深耕が売上を押し上げました。
出典:グロービング JIサービスページ、2026年5月期 決算説明資料
AI事業 — 自社開発の4つのAIプロダクト
もう一つの成長エンジンがAI事業です(2026年5月期の中間期に「クラウドプロダクト事業」から改称)。コンサルティングの現場で培った知見をプロダクト化し、会社はこれらを業務機能特化型の「AI-PF(経営OS)」と総称。ホワイトカラーの企画管理業務をAIで代替することを狙っています。

暗黙知プラットフォーム — 企業の競争力の源泉である「匠」のノウハウ(暗黙知)をAIで活用できる形に構造化し、AIエージェントに組み込む
グロービングくん(AIコンサルタント、特許取得済み) — 企画支援AIエージェント。経営企画資料を、コンサルティングの知見と企業固有の判断基準を反映して多角的にレビュー
AIスペンドインテリジェンス — 調達コスト最適化の知見をAI化。費目の表面ではなく価格構造から削減余地を分析し、直接材の価格分析や取引先選定・交渉を支援
AIMeE(AI議事コン、特許取得済み) — 議事録の自動生成と会議の評価ダッシュボードで、会議のムダ削減と品質向上を支援
2031年ビジョン「GoFor2031」— 売上1,200億円・AI関連比率70%以上
項目 | 内容 |
|---|---|
目標時期 | 2031年5月期 |
売上高 | 1,200億円(FY2026/5期の約10倍) |
AI関連売上比率 | 70%以上(FY2026/5期は49%) |
事業の3本柱 | JI×AI-X(コンサル)/AI-PF(プロダクト)/投資・M&A |
AI関連売上比率はすでに49%ですが、これはAIを扱ったコンサル案件を含む広い定義で、自社プロダクトを売るAI事業セグメントはまだ売上の3.5%です。ビジョンを達成すれば、人月型のコンサルティング会社からAIプラットフォーム企業へと質的な転換を遂げることになります。
業績推移 — 上場2期目で営業利益率35%(IFRS)に到達
上場間もないため、開示されている通期決算はFY2025/5期とFY2026/5期の2期分です。短い開示期間ながら、その成長スピードは特筆に値します。
通期業績推移(売上高・営業利益・純利益、IFRS)
FY2026/5期のハイライトは以下の通りです。
売上高115.1億円(前期比+39.4%)— JI型案件の拡大と既存顧客の深耕で、大企業のDX・AI投資拡大の追い風を受けた
営業利益40.0億円(同+53.6%)— 売上成長を上回るペースで利益が拡大し、営業利益率は31.6%→34.8%に改善
純利益28.8億円(同+81.7%)— 税引前利益+54.4%に加え、実効税率が前期の37%から27%へ低下。ROEは37.7%(期末自己資本ベース、KabuGraph算出)
初配当を実施 — 1株16.1円(配当性向15.9%)。FY2027/5期は35.6円(配当性向30%)へ増配予想
出典:グロービング 2026年5月期 決算短信〔IFRS〕(2026年8月26日開示)
FY2026/5 中間期(2Q)— セグメント別の成長状況
中間期(2025年6月〜11月)の累計実績(日本基準)は、売上高56.5億円(前年同期比+45.9%)、営業利益21.0億円(同+47.3%)、純利益15.6億円(同+77.5%)でした。
セグメント | 売上高 | 前年同期比 | セグメント利益 |
|---|---|---|---|
コンサルティング事業 | 54.4億円 | +40.4% | 25.2億円(+34.1%) |
AI事業 | 2.1億円 | 100倍超 | 1.4億円(前年同期は0.7億円の損失) |
コンサルティング事業: コンサルタントの中途採用を進め、新規案件の獲得と既存案件の規模拡大を推進。戦略アカウントの拡大で売上・利益ともに順調
AI事業: スペンドインテリジェンススイート、企画支援AIエージェント「グロービングくん」、AI議事録/会議高度化エージェント「AI議事コン(AIMeE)」の3つを大手クライアントと共同開発し、PoC/要件定義を推進。黒字転換を果たした
通期(日本基準): AI事業は売上4.1億円(前期比+857%)、セグメント利益2.3億円(前期は1.0億円の損失)で着地
なお、当中間期から報告セグメントが「コンサルティング/クラウドプロダクト」から「コンサルティング/AI」に変更されています。前年同期の数値も変更後の区分に組み替えて比較されています。
出典:グロービング 2026年5月期 第2四半期決算短信(2026年1月14日開示)
FY2027/5 会社予想 — 増収増益も利益率は一時的に低下
項目 | FY2026/5 実績 | FY2027/5 予想 | 増減 |
|---|---|---|---|
売上高 | 115.1億円 | 161.0億円 | +39.8% |
営業利益 | 40.0億円 | 48.3億円 | +20.6% |
純利益 | 28.8億円 | 33.8億円 | +17.6% |
営業利益率 | 34.8% | 30.0% | −4.8pt |
1株配当 | 16.1円 | 35.6円 | +121% |
出典:グロービング 2026年5月期 決算短信〔IFRS〕(2026年8月26日開示)。いずれもIFRS基準
四半期推移 — Q4単独の営業利益率は26%に低下(日本基準)
FY2026/5 四半期業績推移(累計、日本基準)
Q3累計: 売上高87.5億円・営業利益34.2億円(営業利益率39%)と高水準
Q4単独: 売上27.6億円に対して営業利益7.3億円、利益率は26%と前年同期比で4ポイント低下
コンサルティング事業は下期に大型プロジェクトが集中しやすく、Q4の売上積み上げ自体は違和感のない水準です。ただしFY2027/5予想の営業利益率30%は、このQ4の延長線上にあると読めます。
株式分割と配当
株式分割: 2025年3月1日付で1株→5株(上場前の2024年9月20日にも1株→5株)。1単元あたり約100万円から約20万円程度になり、個人投資家が買いやすくなった
配当: FY2026/5期にIPO後初の配当として1株16.1円を実施。FY2027/5期は配当性向30%を目途に1株35.6円(+121%増配)を予想
成長投資と株主還元の両立を図る方針です。
投資家が注目すべきポイント
強み① 高い売上成長率と利益率の両立
売上成長率+39%と営業利益率35%(IFRS)の組み合わせは、ITコンサルティング業界の中でも際立っています。
一般的にコンサルティング会社は「成長すれば人件費が先行して利益率が下がる」構造です。グロービングがそれを避けられている要因は次の3点です。
高単価の準委任契約 — コンサルタント平均年収2,004万円という報酬水準を支える単価
JI型の長期案件 — 3〜5年の伴走で稼働の空きが出にくい
AIによる社内の生産性向上 — 議事録作成やリサーチをAIで代替し、頭数に比例しない成長を志向
(2026年9月時点、KabuGraphデータ)
強み② AIプロダクトの成長余地
2031年5月期に「売上1,200億円・AI関連売上比率70%以上」を掲げる通り、同社はAIを将来の主力と位置づけています。
AI関連売上比率はすでに49%。ただしAIを扱ったコンサル案件を含む定義で、自社プロダクトを売るAI事業セグメントは売上の3.5%(4.1億円)
暗黙知プラットフォームやグロービングくん(特許取得済み)、AIMeE(同)など独自プロダクトを持ち、すでに黒字化している点は、人月で稼ぐ一般的なAIコンサル会社との差別化要因
AIプロダクトはコンサルタントの稼働に依存しないため、スケールすれば利益率も改善する構造
強み③ 大企業向けの安定基盤
クライアントは大企業が中心で、準委任契約による長期伴走型のビジネスモデルです。
JIモデルの「戦略から実行まで一貫」の提供価値はリピート契約に直結しやすい
年間売上1億円以上の顧客は22社(10億円以上が2社)に拡大し、新規営業コストを抑えながら売上を積み上げられる
リスク① 人材確保とスケーラビリティ
コンサルタント203名でFY2027/5に売上161億円を達成するには、大幅な増員が必要です。
コンサルティング業界全体で人材獲得競争が激化しており、質の高いコンサルタントを十分に採用・育成できるかが短期的な最大のボトルネック
1人あたり売上高が下がればコンサル事業の利益率も低下する
リスク② 上場企業としてのトラックレコードの短さ
2024年11月の上場から約2年、上場後に開示された通期決算は2期分のみです。
IPO時のⅠの部では2020年2月期〜2024年5月期の業績が開示されているが、FY2024/5期は売上が大きく伸びたのに経常利益が半減(7.4億→3.8億円)。成長投資と利益のバランスは期によって大きく振れる
会社予想の達成精度は通期2回分では検証しきれず、景気後退局面やDX投資の引き締め時の耐性は未知数
PER 18.4倍(2026年9月時点)は成長率からみて割安にも見えるが、実績の蓄積が進むまではディスカウントが妥当と考える投資家も多い
リスク③ AI事業の競争環境
企業向けAIソリューション市場には、大手コンサル・SIer・AI専業企業が参入しています。
競合はアクセンチュアやデロイトなどの大手コンサル、NTTデータや富士通などのSIer、エクサウィザーズ(4259)やABEJA(5574)などのAI専業企業
「コンサル現場の知見から生まれた」という差別化はあるが、生成AIの進化で参入障壁が下がる可能性もあり、競争優位が持続するかは注視が必要
リスク④ 経営体制の変化と持株会社化
2026年8月27日付でCEOが交代し、12月には持株会社「WAOホールディングス」へ移行します。
CEOは上場を主導した田中耕平氏から、元BCGで2024年から取締役CSOを務めてきた福田浩基氏へ。田中氏は取締役兼CSO、創業者の輪島総介氏は取締役・AI事業本部長として残る内部昇格型の交代で、経営方針の断絶リスクは小さい
持株会社化はM&Aを含む事業ポートフォリオの拡充が狙い。買収による成長は資本効率やのれんの規律が問われるため、新体制のもとでの投資判断を見極める必要がある
バリュエーション
指標 | 数値 | コメント |
|---|---|---|
株価 | 1,853円 | 2025年3月に1:5分割実施 |
時価総額 | 約532億円 | プライム市場の中小型 |
PER(実績) | 18.4倍 | 成長率40%に対して割安感あり |
PBR | 6.92倍 | ROE 37.7%の高い資本効率を反映 |
配当利回り | 0.87% | 成長投資優先、今期は増配予想 |
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出(2026年9月9日時点)
まとめ
グロービング(277A)は、元アクセンチュア出身の創業者が立ち上げた新興テクノロジーコンサルで、「戦略から実行まで」を同一チームが当事者として担うJIモデルと、自社開発AIプロダクト(暗黙知PF・グロービングくん・AIスペンドインテリジェンス・AIMeE)の二本柱で急成長しています。
業績: FY2026/5期(IFRS)は売上+39%・営業利益率34.8%。FY2027/5は先行投資で営業利益率30%へ低下する見通し
ビジョン: 2031年5月期に売上1,200億円・AI関連売上比率70%以上
バリュエーション: PER 18.4倍は成長率に対して割安とも言えるが、上場2期目で実績が浅い
体制: 2026年8月のCEO交代に続き、12月には持株会社「WAOホールディングス」へ移行
投資判断のカギは、AIプロダクトの売上拡大ペースと、利益率低下が一時的な成長投資で終わるかどうかです。四半期ごとのAI関連売上比率とAI事業セグメントの売上、営業利益率の推移、コンサルタント数の増員ペースをウォッチすることをおすすめします。
グロービング
準委任契約によるコンサルティングサービスと各種SaaSクラウドプロダクト事業を展開。CxO・プロジェクトリーダーと協業し、『外部視点を持ったインサイダー』として顧客企業内に入り込み、戦略とデジタルを融合したワンストップサービスを提供。










