信用取引のレバレッジのかけ方|倍率は建てる金額で決まる、何%下がると追証か

信用取引のレバレッジは、信用口座に保証金を入れ、その保証金より大きな金額を建てるとかかります。倍率は「建玉÷保証金」で決まり、上限は約3.3倍です。多くの証券会社に倍率を選ぶ設定はなく、建てる金額がそのまま倍率です(楽天証券は上限を1倍・2倍・3.3倍から選べます)。
この記事では、レバレッジをかける手順、倍率別に何%下がると追証か、損切り幅からの倍率の決め方、倍率の上げ下げを計算例で示します(2026年10月21日時点)。
この記事の内容(目次)
レバレッジは「いくら建てるか」で決まる
信用取引の倍率は、建てた金額(建玉の約定代金)を、差し入れた保証金で割った値です。
保証金100万円で200万円を建てれば2倍、100万円だけ建てれば1倍です。新しく建てるときは約定代金の30%以上、最低30万円の保証金が必要なので(内閣府令 第2条・第3条、e-Gov、2026年10月21日閲覧)、建てられるのは保証金の約3.3倍(1÷30%)までです。
上限が約3.3倍になる理由と、FX・CFD・先物など他の商品の倍率との違いは、次の記事で扱っています。

株の信用取引のレバレッジは何倍?|最大約3.3倍の根拠と、FX・CFD・先物との違い
株の信用取引のレバレッジは最大約3.3倍(保証金率30%・最低30万円)。増担保の銘柄は2倍以下。上限まで建てると株価10%の動きで自己資金が約33%動き、10%下落で追証。株を担保にした場合の倍率、FX・CFD・先物との違いも。
証券会社が示す「新規建余力」の範囲で、建てる金額を決める
注文画面で「○倍」を選ぶのではなく、証券会社が計算した新規建余力(新しく建てられる金額の上限)の範囲で、いくら建てるかを自分で決めます。大和証券は、新規に建てられる金額を次のように計算しています(大和証券 ヘルプ「委託保証金・担保余力照会」、2026年10月21日閲覧)。
受入保証金は、入れた現金と代用有価証券の評価額に、確定した損益を足し引きした額です。現金100万円を入れて建玉がなければ、余力は約333万円です。ただしSBI証券は余力を委託保証金率31%で計算するため、同じ100万円でも上限は約322万円(約3.2倍)です(SBI証券 HELP「必要委託保証金」、2026年10月21日閲覧)。
東証が信用取引の利用が過度だと判断した銘柄は、委託保証金率が引き上げられ、第一次の措置で50%(うち現金20%)になります(東証「信用取引に係る委託保証金の率の引上げ措置等に関するガイドライン」、2026年10月21日閲覧)。その銘柄は保証金の2倍までしか建てられず、画面の余力より実際に建てられる額が小さくなることがあります(大和証券 ヘルプ)。
倍率の上限を「選べる」口座もある
楽天証券のレバレッジ設定:信用取引口座では、建てられる上限を1倍・2倍・3.3倍から選べます。委託保証金率でいうと100%・50%・30%です(楽天証券「信用取引の基本ルール」)。設定するのは「マイメニュー」→「自動振替設定」の画面です(楽天証券「自動振替設定方法」、いずれも2026年10月21日閲覧)。楽天証券は、主要ネット証券5社で倍率を変えられるのは同社だけとしています(楽天証券 2026年1月19日 プレスリリース。2026年1月19日時点の同社調べ)
1倍に固定した口座:SBI証券「はじめて信用」(2023年8月18日〜)、楽天証券「らくらく信用」(2026年1月31日〜)、三菱UFJ eスマート証券(旧社名:auカブコム証券)「おためし信用」(2026年10月3日〜)は、建玉を保証金の範囲内(1倍)に限り、建玉の上限を500万円としています。株の投資経験がなくても申し込めます(SBI証券 2023年8月14日 リリース・楽天証券 2026年1月19日 プレスリリース・三菱UFJ eスマート証券 2026年9月16日 リリース)
本人は選べない:3社とも、どちらの口座になるかは申込時の登録内容で決まります。株の投資経験があるなど通常の口座の基準を満たす人は通常の口座になり、すでに信用取引口座を持っている人は申し込めません(SBI証券「はじめて信用」・楽天証券「らくらく信用 レバレッジ1倍の初心者向け信用取引」・三菱UFJ eスマート証券「おためし信用」、いずれも2026年10月21日閲覧)
経験者が1倍で使うなら:楽天証券の設定を使うか、自分で建てる金額を保証金の範囲に抑えます
らくらく信用は6か月で移る:初めて取引してから6か月で通常の信用取引口座に移り、倍率を選べるようになります。移った後の設定を確かめておくと安心です(楽天証券「らくらく信用」)
レバレッジをかける手順——口座開設から返済まで
手順は次の7つです。倍率が決まるのは4番目の「建てる金額を決める」ところです。
信用取引口座を申し込む:審査があります。楽天証券の基準は「他社を含め信用取引か一定の現物株の投資経験」「金融資産100万円以上」「80歳未満」で、電話で審査することもあります(楽天証券「信用取引をはじめるには」)。SBI証券は「75歳未満の成人」「十分な金融資産や証券知識」「株式の投資経験」などです(SBI証券「信用取引口座の開設基準を教えてください」、いずれも2026年10月21日閲覧)。経験がなければ、上の1倍に固定した口座が入口になります
保証金を入れる:現金を保証金に振り替えるか、持っている株・投資信託を代用有価証券として差し入れます。株は前日終値の80%で評価され(SBI証券は投資信託も評価額の80%)、NISA口座の株や投資信託は使えません(楽天証券「信用取引の基本ルール」・SBI証券 HELP「代用有価証券」、いずれも2026年10月21日閲覧)。最低30万円が必要です
新規建余力を確かめる:口座の画面の「新規建余力」「信用建余力」などに、建てられる上限が出ます
建てる金額(=倍率)を決める:余力いっぱいに建てる必要はありません。決め方は下の「自分に合う倍率の決め方」で扱います
注文する:信用区分(制度信用か一般信用か)と、新規買いか新規売りかを選んで発注します。区分の違いは制度信用取引とはで扱っています
保有中は維持率を見る:楽天証券は毎営業日の大引けの時点で委託保証金率を計算し、20%か保証金30万円を下回ると追証です(楽天証券「信用取引の基本ルール」)
返済する:反対売買(買建なら売って返す)、現引き(代金を払って現物として引き取る)、現渡し(持っている同じ株を渡す)のどれかです(楽天証券「信用取引の基本ルール」)。制度信用の返済期限は最長6か月です(JPX「信用取引制度の概要」 スライド9、2026年9月)
倍率の計算——保証金に何を入れたかで「何倍」が変わる
現金だけを保証金にしたなら、倍率は「建玉÷現金」です。株を代用有価証券にすると、保証金の評価は時価の80%になるので、「保証金に対する倍率」と「自分のお金(時価)に対する倍率」がずれます。
JPXの例:現金30万円と時価30万円の株(評価24万円)を入れると保証金は54万円、建てられる上限は180万円です(JPX「信用取引制度の概要」 スライド5、2026年9月)。建玉は、保証金54万円の約3.3倍、自己資金60万円の3.0倍です
株だけを入れた場合:時価100万円の株を代用にすると保証金は80万円、上限は約267万円で、建玉は株の時価の約2.67倍です
ただし、代用に入れた株は手元に残り、値動きもそのまま受けます。現物と建玉を合わせた投資額は、JPXの例で自己資金の3.5倍((30万円+180万円)÷60万円)、株だけの例で約3.67倍((100万円+約267万円)÷100万円)です。建玉と同じ銘柄を代用にすると信用二階建てになり、下落が建玉の評価損と担保の目減りの両方に効きます。
代用の掛目(時価の何%で評価するか)は、法令では株について80%が上限で(内閣府令 第6条)、証券会社が銘柄ごとに下げることがあります(松井証券 FAQ「信用取引(日本株)の保証金について」、2026年10月21日閲覧)。
画面の「委託保証金率」から倍率を読む
証券会社の画面に出る委託保証金率は、実質の保証金を建玉の約定代金で割った値です(SBI証券 HELP「委託保証金率」、2026年10月21日閲覧)。建てた直後なら、倍率=1÷委託保証金率で読み替えられます。50%なら2倍、約33%なら約3倍、30%なら約3.3倍です。
評価益は保証金にならない
建玉の評価損は保証金から差し引かれますが、評価益は保証金に加えられません。複数の建玉の評価損益は相殺され、合計が益ならゼロとして扱われます(内閣府令 第8条・第9条、JPX「信用取引制度の概要」 スライド15)。株価が上がっても、返済して利益を確定するまで新規建余力は増えません。確定した利益を受渡しの前から保証金に数えるかは、証券会社との取り決めによります(同スライド15の注2、大和証券 ヘルプ)。
何%下がると追証か——倍率別の早見表
現金だけを保証金にした場合、維持率(委託保証金率)は株価の下落とともに次のように下がります(手数料・金利は省略)。
倍率が k なら、維持率が20%を割る下落率は「1÷k − 20%」です。2倍なら50%−20%=30%の下落で追証になります。維持率20%は取引所が定める最低限の率で(JPX「信用取引の目的・仕組み」・JPX用語集「委託保証金維持率」・名古屋証券取引所「受託契約準則」第46条、いずれも2026年10月21日閲覧)、証券会社がこれより高くすることがあります(下の「追証が早く来る場合」)。追証の仕組みと発生したときの対処は、次の記事にまとめています。

追い証(追証)とは|委託保証金維持率の計算と発生時の対処法
追い証(追加保証金)の仕組みを初心者向けに解説。委託保証金維持率の計算方法、具体的な発生シミュレーション、期限内の対処法、追い証を出さないための実践的なリスク管理まで。
倍率 | 維持率30%を割る | 維持率20%を割る | 追証の時点の |
|---|---|---|---|
1倍 | 70.0% | 80.0% | 80.0% |
1.5倍 | 36.7% | 46.7% | 70.0% |
2倍 | 20.0% | 30.0% | 60.0% |
2.5倍 | 10.0% | 20.0% | 50.0% |
3倍 | 3.3% | 13.3% | 40.0% |
約3.3倍 | すぐに割る | 10.0% | 33.3% |
3倍で建てると13.3%、上限の約3.3倍なら10%の下落で追証です。追証が出た時点で、自己資金はすでに3〜4割減っています。維持率が30%を割ると、保証金を引き出せず(内閣府令 第7条)、新しく建てることもできなくなります。
証券会社のルールで、追証が早く来る場合
維持率25%で追証の会社:SMBC日興証券は維持率が25%を下回ると追証で、30%に戻るまで差し入れが必要です(SMBC日興証券「はじめに(保証金について)」・SMBC日興証券「信用取引用語集」(日興イージートレード)、いずれも2026年10月21日閲覧)。2倍なら25%の下落で追証になります
保証金30万円割れでも追証の会社:楽天証券とSMBC日興証券は、保証金が30万円を下回っても追証です(楽天証券「信用取引の基本ルール」・SMBC日興証券「信用取引の『委託保証金率』『委託保証金維持率』とは?」、2026年10月21日閲覧)。楽天証券では、建玉が150万円未満なら、20%の線より30万円の線が先に来ます(建玉の20%が30万円になるのが150万円のため)。自己資金100万円で1倍(建玉100万円)なら、80%ではなく70%の下落で追証です
30万円を割ると差し入れを求める会社:SBI証券と大和証券は、保証金が30万円を下回ると30万円まで(下回った分の)差し入れを求めます。SBI証券は、入金がなければ新規の注文や出金を受け付けません(SBI証券 HELP「必要委託保証金」・大和証券 ヘルプ「委託保証金・担保余力照会:新規建可能状況」、いずれも2026年10月21日閲覧)
1日のストップ安で何が起きるか
東証は1日の値動きの幅を制限していて、基準値段が1,000円以上1,500円未満の株は上下300円です(JPX「制限値幅」、2026年10月21日閲覧)。株価1,000円の株なら、1日で30%下がることがあります。
2倍:維持率は20%ちょうどまで下がり、自己資金の60%を失う
3倍:維持率は3.3%、自己資金の90%を失う
約3.3倍:維持率はほぼ0%で、保証金がほぼなくなる。翌日も下がれば、損失が保証金を超える
自分に合う倍率の決め方——損切り幅と許容損失から逆算する
「何倍が安全か」に決まった正解はありません。倍率は、1回の取引でいくらまで失ってよいか(許容損失)と、どこで損切りするか(損切り幅)から逆算できます。
たとえば自己資金100万円で、1回の損失を資金の2%(2万円)までとし、買値の5%下で損切りするなら、建玉は2万円÷5%=40万円、倍率は0.4倍です。2%は計算のための例で、推奨する数字ではありません。
損切り幅 | 許容損失 | 許容損失 | 許容損失 |
|---|---|---|---|
3% | 0.67倍 | 1.67倍 | 約3.3倍 |
5% | 0.4倍 | 1倍 | 2倍 |
10% | 0.2倍 | 0.5倍 | 1倍 |
20% | 0.1倍 | 0.25倍 | 0.5倍 |
2倍で建てて損失を資金の2%に収めるには、損切り幅を1%にする必要があります。損切り幅を広く取るほど、建てられる倍率は下がります。
決めた倍率を、2つの「最悪の場合」で確かめる
窓開け・ストップ安:逆指値は、寄り付きから大きく下がったり、ストップ安に張り付いたりすると、決めた値段で売れません(逆指値・寄成・寄指などの注文方法)。1日に30%動きうる株なら、値幅制限いっぱいまで下がった日の損失は「倍率×30%」です(2倍なら自己資金の60%)
金利・貸株料:買建の金利は建玉の金額にかかるので、自己資金に対するコストは倍率倍になります。楽天証券・SBI証券の制度信用の買方金利は年2.80%、売建の貸株料は年1.10%で(楽天証券「信用取引 手数料/金利/貸株料」・SBI証券「買い方金利・売り方金利・貸株料率・HYPER料」、2026年10月21日閲覧)、買建の金利は自己資金に対して3倍で年8.40%、約3.3倍で年9.33%です。信用売りの貸株料や、制度信用の売りにかかる逆日歩も同じように倍率倍で効き、長く持つほど重くなります(料率の比べ方は制度信用と一般信用どっちが得?)
損切りの置き方と、逆指値で損切りを自動にする方法は、次の記事で扱っています。

ロスカット(損切り)とは|プロスペクト理論が邪魔をする「損失確定」の技術
ロスカット(損切り)の意味・目安・ルールの作り方をわかりやすく解説。損切りできない心理的原因(プロスペクト理論)から、逆指値を使った自動化、信用取引の強制決済・FXの強制ロスカットまで網羅。
倍率を上げる・下げる操作と、建てた後に倍率が勝手に変わること
倍率を下げる・上げる操作
保証金を追加する:現金を入れるか、株を代用に振り替えます。建玉が同じなら倍率は下がります(200万円の建玉で保証金を100万円から150万円にすれば、2倍から約1.3倍)
一部を返済する:建玉が減ります。200万円のうち100万円を返済すれば1倍です(返済した分の損益は確定します)
現引きする:買建を代金を払って現物として引き取れば、その分の建玉はなくなり、現物の株として残ります
建て増す:余力の範囲で建玉を増やすと、倍率は上がります
楽天証券の設定を変える:上限を2倍から1倍などに変えると、新しく建てられる額が変わります。指定した保証金率を下回ったら預り金などから自動で保証金に振り替える設定もあり、指定できる率の下限は1倍で103%、2倍で53%、3.3倍で33%です(楽天証券「自動振替設定方法」、2026年10月21日閲覧)
建てた後、株価が動くと倍率も動く
建てた時点で2倍でも、株価が動けば倍率は変わります。下がると自己資金が減って倍率が上がり、上がると倍率は下がります。現金100万円で、株価1,000円の株を200万円信用買いした例です。
ここでの「実質の倍率」は、建玉の時価を、評価損益を含めた自己資金で割った値です。次の1%の値動きで自己資金が何%動くかを表します。建てた後は、画面の委託保証金率から1÷で読む値(建てたときの約定代金を、評価益を数えない保証金で割った値)とはずれます。
30%下がると実質の倍率は3.5倍まで上がり、維持率は追証の線(20%)に届きます。「2倍で建てたから大丈夫」は、建てた瞬間の話です。逆に上がっても、評価益は保証金に入らないので維持率は50%のまま、新規建余力も増えません。
下がったところで信用で買い増す(ナンピン)と、建玉が増えるうえに自己資金は減っているので、倍率は一段と上がります。
代用有価証券の株価が下がると、保証金の評価そのものが減り、倍率が上がります。建玉と同じ銘柄を代用にしている(二階建て)と、下落が評価損と担保の目減りの両方に効き、上の早見表より小さな下落で追証になります。

信用二階建てとは|何%下がると追証か、三階建てとの違い
信用二階建ては、保有株を担保(代用有価証券)に入れて同じ銘柄を信用で買うこと。下落が評価損と担保の目減りの両方に効き、担保80万円で200万円買う例では現金担保の20%に対し14.3%の下落で追証。三階建ての意味と避け方も。
デイトレ(日計り)でのレバレッジの扱い
2013年1月から、返済した建玉に使っていた保証金を、同じ日のうちに何回でも次の建玉に使えるようになりました(JPX「信用取引制度の概要」 スライド16、2026年9月)。1日に何度売買しても、倍率を決めるのは「同時に持っている建玉」の合計です。
保証金の率は同じ:松井証券は、制度信用・無期限・短期・一日信用の建玉を合算して委託保証金率30%としています(松井証券 FAQ「信用取引(日本株)の保証金について」)。楽天証券も、制度信用と一般信用の建玉を合算し、設定した倍率の率で計算します(楽天証券「信用取引の基本ルール」、いずれも2026年10月21日閲覧)
1倍に固定した口座では使えない:楽天証券「らくらく信用」はいちにち信用が使えず(楽天証券「らくらく信用」)、SBI証券「はじめて信用」は日計り信用が対象外(SBI証券「一般信用取引(無期限・短期・日計り)ルール」)、三菱UFJ eスマート証券「おためし信用」はデイトレード信用取引を注文できません(三菱UFJ eスマート証券「おためし信用」、いずれも2026年10月21日閲覧)
持ち越すと強制的に決済される:日計り専用の信用は、その日のうちに返済しないと翌営業日に反対売買されます(SBI証券「一般信用取引(無期限・短期・日計り)ルール」・楽天証券「いちにち信用」)。金利・貸株料が0%になる条件や、持ち越したときの費用は、次の記事で比べています

制度信用と一般信用どっちが得?|SBI証券・楽天証券を比較
SBI証券・楽天証券は制度信用と一般信用(無期限)の料率が同じ(買方金利年2.80%・貸株料年1.10%、2026年10月6日確認)。買いは同額、空売りは逆日歩のない一般信用が有利。優待クロスは短期3.90%と逆日歩の損益分岐(1株30銭)で判断します。
よくある質問
信用取引のレバレッジは何倍がいい?
決まった正解はありません。倍率は、1回に失ってよい額と損切り幅で決まります(資金の2%・損切り5%なら0.4倍)。そのうえで、現金担保の2倍は30%、3倍は13.3%の下落で追証になることと、1日の値幅制限で何%動きうるかを確かめておくと、損失の大きさを先に把握できます。
レバレッジ1倍なら追証は出ない?
出ることがあります。楽天証券では、倍率の設定によらず、委託保証金率が20%を割るか保証金が30万円を下回ると追証で(楽天証券「信用取引の基本ルール」)、1倍に固定した「らくらく信用」も同じです(楽天証券「らくらく信用」、いずれも2026年10月21日閲覧)。保証金30万円ちょうどなら、評価損が出た時点で30万円を割ります。信用売りは株価の上昇に上限がないので、1倍でも損失が保証金を超えることがあります。
保証金は現金と株、どちらで入れる方がよい?
値動きに強いのは現金です。株は時価の80%でしか評価されず、相場全体が下がると、建玉の評価損と保証金の目減りが同時に進みます。
3.3倍より大きなレバレッジはかけられる?
建玉÷保証金では約3.3倍が上限です。委託保証金率30%・最低30万円は法令が定める最低限で(内閣府令 第2条・第3条)、証券会社はこれより高くすることはできても、低くすることはできません。ただし、代用に入れた株も値動きを受けるので、現物と建玉を合わせた投資額は自己資金の最大約3.67倍になります(株だけを代用にした場合。同じ銘柄なら信用二階建て)。レバレッジ型ETFの保証金率や、FX・CFDの倍率との違いは信用取引のレバレッジの記事で扱っています。
制度信用と一般信用で倍率は変わる?
楽天証券・松井証券では変わりません。両方の建玉を合算して委託保証金率を計算します(楽天証券「信用取引の基本ルール」・松井証券 FAQ)。違うのは返済期限・金利・逆日歩などで、詳しくは制度信用と一般信用どっちが得?で比べています。









