伊藤忠商事
ITOCHU Corporation
卸売業 / 商社・卸売
2,197.5円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/5
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
非資源比率85%の安定収益構造
非資源分野の純利益は7,747億円(非資源比率85%)に達し、資源価格の乱高下への耐性が高い。ファミリーマートやCTCなど消費者に近い事業基盤がディフェンシブ性を提供。
- 2
バフェット銘柄としての構造的な資金流入
バークシャー・ハサウェイの伊藤忠株保有比率は議決権ベース10.07%(2026年2月27日時点)に達し、海外投資家の商社株への関心が拡大。伊藤忠は最も規律ある投資スタイルが評価されている。
- 3
累進配当と自社株買いによる積極還元
累進配当方針(減配しない)を掲げ、2026年3月期は自社株買い1,700億円で総還元性向52%(過去最高)。2027年3月期は年間配当44円以上と自社株買い3,000億円(うち約1,500億円は自己株TOBで取得済み)で総還元性向64%を計画。
- 4
2年連続の過去最高益で5大商社の純利益首位
2026年3月期は純利益9,003億円で2年連続の過去最高益を更新し、三井物産・三菱商事を上回り5大商社首位に。2027年3月期第1四半期(3ヶ月)も2,938億円(前年同期比+3.5%)と順調。
注意すべきリスク
- 1
資源価格下落の影響
金属セグメントの純利益1,435億円は無視できない規模で、資源分野は前期比▲394億円の減益。コモディティ価格の急落は全体業績を押し下げる。
- 2
投資回収リスクとのれん減損
2025年度の非資源分野への投資額は約7,680億円、2026年度は成長投資1.5兆円規模を計画し、ACG出資や電通総研の非公開化など大型案件が続く。M&Aによるのれんの減損リスクが常に存在し、過去にはコロンビア石炭事業で大規模損失を計上。
- 3
PER 18.5倍への切り上がり
PER 18.5倍(2026年9月17日終値時点)は伊藤忠自身の数年前の水準(2022〜2023年3月期は7〜8倍)から大きく切り上がっており、バフェット効果が一巡した場合のPER切り下げリスクがある。
事業概要
伊藤忠商事は、繊維・機械・金属・エネルギー・化学品・食料・住生活・情報・金融の各分野を扱う大手総合商社。非資源分野に強みを持ち、傘下にファミリーマート、伊藤忠エネクス、伊藤忠テクノソリューションズなど有力事業会社を擁する。中国最大の国有複合企業CITICグループへの出資を通じてアジア事業を拡大し、食料・生活消費関連ではプリマハムやヤナセなども傘下に置く。トレーディングと事業投資の両輪で収益を拡大し、非財閥系総合商社として最大級の純利益規模を誇る。
主要事業
繊維 — アパレル・ブランドビジネス、繊維原料・テキスタイルの取引
食料 — 食品流通・加工、プリマハム等の食品事業会社を傘下に保有
住生活・情報・金融 — ファミリーマート、伊藤忠テクノソリューションズ等を擁する生活消費・IT・金融事業
機械・金属・エネルギー・化学品 — プラント・自動車・鉄鋼・石油化学品等のトレーディングと事業投資
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
14,823,087
+0.7% YoY
営業利益
701,888
+2.6% YoY
純利益
900,283
+2.3% YoY
営業利益率
4.7%
企業評価
総合スコア 3.2 / 5
成長性
3
収益性
2
安全性
3
規模
5
割安度
3
競合・類似銘柄
資源から食料・機械・生活産業まで幅広い分野でトレーディングと事業投資を行う総合商社。資源価格と持分利益が業績を動かす。
伊藤忠商事は、繊維・機械・金属・エネルギー・化学品・食料・住生活・情報・金融の各分野を扱う大手総合商社。非資源分野に強みを持ち、傘下にファミリーマート、伊藤忠エネクス、伊藤忠テクノソリューションズなど有力事業会社を擁する。中国最大の国有複合…
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