小糸製作所
KOITO MANUFACTURING CO.,LTD.
電気機器 / 電機・精密
2,732円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/8
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
ヘッドランプで国内約6割・世界約2割の首位
会社の説明ではヘッドランプのシェアは国内約60%・世界約20%でどちらも首位。世界5極に開発・生産拠点を持ち、トヨタ(売上の13.6%)など日系メーカーと取引しています。
- 2
単価の高いADBの拡販
ADBの単価は通常のLEDヘッドランプの約1.7倍。装着比率を2024年度の10%から2030年度に20%へ上げる目標で、2026年5月に国内初の高精細ADBを量産しました。
- 3
実質無借金の財務と積極的な還元
自己資本比率68.3%、現金及び預金2,775億円に対し借入金16億円(2026年6月末)。2024〜2026年度に2,000億円以上の還元を掲げ、500億円の自社株買い枠を設けています。
- 4
LiDARの赤字縮小
乗用車向けLiDARの開発を凍結し、過去の投資は減損で整理。会社はLiDAR関連費用が96億円から42億円へ減ると見込み、2027年3月期の営業利益600億円を計画しています。
注意すべきリスク
- 1
中国での日本車の不振と日系依存
中国では日本車の販売不振が続き、会社集計の中国の売上高は2027年3月期に465億円(前期比26%減)の計画。日系メーカーの生産動向に業績が左右されます。
- 2
米国関税・中東情勢・為替
2026年3月期は米国関税が米州の利益を圧迫。2027年3月期は中東情勢の影響で営業利益36億円の減少を織り込み、円高も業績の下押し要因になります。
- 3
利益率の回復の遅れ
営業利益率は2019年3月期の12.3%から2025年3月期に4.9%へ低下。中期経営計画の営業利益率8%は2026年度から2028年度に後ずれしました。
- 4
新技術投資の損失
2025年1月に子会社化したセプトンを含むLiDAR事業は、発注キャンセルなどで固定資産143億円を減損。インフラ向けに絞った後も2027年3月期は42億円の営業損失の見通しです。
- 5
低い資本効率
2026年3月期のROEは2.7%、実績PERは44.6倍。会社予想ベースでもROEは6%程度(KabuGraph算出)で、2030年度目標の10%とは差があります。
事業概要
自動車用照明器で世界トップクラスのシェアを持つ照明機器メーカー。LEDヘッドランプ・前照灯・標識灯等の自動車照明器を主力に、道路交通信号・交通管制システム、道路・トンネル照明、航空機部品、鉄道車両制御機器・シートなど幅広い製品群を展開する。日本・米州・中国・アジア・欧州にグローバル生産体制を構築。次世代技術としてLiDARセンサシステムの開発にも取り組んでいる。
主要事業
日本 — LEDヘッドランプ、各種自動車照明器、ハロゲン電球、道路交通信号、交通管制システム、航空機部品、LiDARセンサ
米州 — LEDヘッドランプ、自動車照明器の製造・販売(米国・メキシコ・ブラジル拠点)
中国・アジア — 広州・湖北・福州、タイ・インドネシア・台湾・インド・マレーシアでの自動車照明器の現地生産
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
947,610
+3.4% YoY
営業利益
51,438
+14.6% YoY
純利益
16,539
-64.2% YoY
営業利益率
5.4%
企業評価
総合スコア 3.2 / 5
成長性
3
収益性
3
安全性
5
規模
4
割安度
1
競合・類似銘柄
ヘッドランプやテールランプなど自動車用照明器を完成車メーカーへ供給する。LED化と配光制御の高度化で単価が上がり、車種の受注が業績を決める。
自動車用照明器で世界トップクラスのシェアを持つ照明機器メーカー。LEDヘッドランプ・前照灯・標識灯等の自動車照明器を主力に、道路交通信号・交通管制システム、道路・トンネル照明、航空機部品、鉄道車両制御機器・シートなど幅広い製品群を展開する。…
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