フィル・カンパニー
Phil Company,Inc.
建設業 / 建設・資材
630円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/14
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
駐車場を残して上に建てる独自の商品
フィル・パークは駐車場の収入を残したまま上の空間から店舗の賃料を得る商品で、会社は明確な競合はないと認識しています。累計285棟(2026年5月末)。
- 2
郊外でも借り手を集めるガレージハウス
入居待ち登録の仕組みで入居率98.6%以上(2026年5月末、会社開示)。上期はフィル・パークの受注が減る中でも受注金額が増えました。
- 3
前受金で回る請負と厚い受注残
請負は代金を原則として契約時・着工時・竣工引渡時に3分の1ずつ受け取り、工事に先行して入金がある仕組み。受注残高は50.6億円で、今期の請負売上計画46億円のうち42億円は前期までの受注分です。
- 4
配当の強化と3%台後半の利回り
減益予想でも年25円を据え置き、配当性向50%を上限とする方針に転換しました。予想配当利回りは3.83%です(2026年10月1日終値)。
注意すべきリスク
- 1
金利と建築費の上昇で受注が減少
土地オーナーの投資判断が慎重になり、今期の請負受注高の計画を95億円から52億円以上に引き下げました。上期のフィル・パークの受注は4件でした。
- 2
開発案件の売却時期で業績が振れる
開発販売は引き渡し時に一括計上するため、時期ずれで損益が大きく動きます。修正予想の達成には下期だけで約29億円の開発販売が必要です。
- 3
在庫と借入の増加
販売用不動産41.8億円・有利子負債37.0億円に増え、現金及び預金29.9億円を上回りました(2026年5月末)。9月にも10億円以上の用地仕入を決めています。売れ残れば評価損や金利負担が重くなります。
- 4
利益目標の後ずれ
中期経営計画の営業利益12億円は2027年11月期へ1年後ろ倒しされ、今期予想も8.0億円から3.8億円に下がりました。来期計画は2027年1月の決算で示される予定です。
- 5
小さい時価総額と集中した株主構成
時価総額は約37億円で、創業者の髙橋氏と合同会社NOBが合わせて約28%を持ちます(2026年5月末)。
事業概要
駐車場上空などの遊休スペースを活用した空間ソリューション企業。「まちのスキマを、創造で満たす」をパーパスに掲げ、駐車場の上部に商業施設を建設する空中店舗「フィル・パーク」と、ガレージ付き賃貸住宅「プレミアムガレージハウス」の2事業を展開する。土地オーナーへの企画提案から設計・施工・テナントリーシングまでワンストップで提供し、「プレミアムガレージハウス」は独自の入居待ち登録システムで高稼働率を実現する。
主要事業
フィル・パーク事業 — 駐車場上空等の遊休スペースに商業施設を建設する空中店舗の企画・設計・施工・リーシング
プレミアムガレージハウス事業 — ガレージ付き賃貸住宅の企画開発・入居者募集(独自入居待ちシステム)
株価推移
業績ハイライト2025/11(百万円)
売上高
8,233
+14.6% YoY
営業利益
588
+38.7% YoY
純利益
398
+52.5% YoY
営業利益率
7.1%
企業評価
総合スコア 3.2 / 5
成長性
5
収益性
3
安全性
3
規模
1
割安度
4
競合・類似銘柄
土地オーナーへ賃貸住宅や賃貸建物の建築を提案し、完成後の一括借上・管理まで引き受ける会社。建築請負のフロー収益と管理のストック収益が二階建てになる。
駐車場上空などの遊休スペースを活用した空間ソリューション企業。「まちのスキマを、創造で満たす」をパーパスに掲げ、駐車場の上部に商業施設を建設する空中店舗「フィル・パーク」と、ガレージ付き賃貸住宅「プレミアムガレージハウス」の2事業を展開する…
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