ニコン
NIKON CORPORATION
精密機器 / 電機・精密
1,940円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/6
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
一時損益が抜ければ黒字に戻る計画
2026年3月期の営業損失1,124億円のうち1,056億円は減損などの一時損益。今期は営業利益110億円を計画し、SLMは償却費の減少で単体黒字化を目指します。
- 2
FPD露光装置で約半数のシェア
2026年3月期は32台を販売し、会社はシェア50%超を維持と説明。キヤノンと2社でほぼ分け合う市場です。ただし今期は市場が67台から50台に縮み、販売計画も27台に減ります。
- 3
ArF・後工程向け露光装置の巻き返し余地
新製品のArFドライ露光装置NSR-S333Fは今期第1四半期に売上計上。後工程向けデジタル露光装置DSP-100は初号機を受注し、2028年3月期からの業績寄与を見込みます。
- 4
REDと組んだシネマカメラで動画に展開
REDの技術を融合したシネマカメラZRが2026年3月期の販売を牽引。中計では映像を安定収益源に戻し、2030年度に営業利益370億円を目指します。
- 5
PBR1倍前後と厚い自己資本
PBR1.07倍(2026年10月2日終値)、自己資本比率54.1%(2026年6月末)。中計で自己資本比率50%以上と総還元性向40%以上を掲げます。
注意すべきリスク
- 1
計画の未達が続いてきた
前中計は2025年度に営業利益率10%以上を掲げたが実績は営業赤字。2026年3月期は予想を3回下方修正し、営業損益の実績はさらに下回りました。
- 2
カメラの採算悪化
映像の営業利益は2025年3月期の413億円から167億円に減り、今期も130億円の計画。メモリー価格の高騰、中国需要の減速、関税が重荷です。
- 3
露光装置の顧客集中と中国比率
半導体露光装置は米主要顧客向けが縮小し、2026年3月期のArF液浸は0台。精機の売上の48.8%が中国向けで、設備投資の波を受けやすい構造です。
- 4
金属3Dプリンターの黒字化
SLMは買収時の想定が崩れて906億円を減損。今期も営業損失40億円の計画で、事業の黒字化は2028年3月期が目標です。
- 5
法令問題と減配
子会社Optosの販売で米国法令に抵触する可能性があり引当金を計上。年間配当は50円→40円→20円(予想)と減り、予想利回りは1.05%です。
事業概要
デジタル一眼レフ「Dシリーズ」・ミラーレス「Zシリーズ」などカメラ・レンズ等映像機器、半導体露光装置(ステッパー・スキャナ)・FPD露光装置、顕微鏡システム・精密測定機器など光学技術を基盤とした精密光学機器を製造販売。82社の子会社・10社の関連会社で映像・精機・ヘルスケア・コンポーネント・デジタルマニュファクチャリング事業を統合展開し、光学精密技術の専業企業として世界展開。
主要事業
映像事業 — デジタル一眼レフ「Dシリーズ」・ミラーレス「Zシリーズ」・レンズ・アクセサリ等カメラ映像機器
精機事業 — 半導体露光装置(ステッパー・スキャナ)・FPD露光装置・顕微鏡・測定機器等精密光学機器
ヘルスケア事業 — 医用機器・検査用機器等医療向けソリューション
コンポーネント・デジタルマニュファクチャリング事業 — 精密部品・デジタル処理・解析ソリューション
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
677,163
-5.3% YoY
営業利益
-112,448
-4742.8% YoY
純利益
-86,088
-1506.0% YoY
営業利益率
-16.6%
企業評価
総合スコア 3.0 / 5
成長性
3
収益性
1
安全性
4
規模
4
割安度
—
競合・類似銘柄
カメラ本体や交換レンズなど映像を撮る光学機器を手がける。スマートフォンに侵食されて数量は減り、高付加価値機への集中が共通の戦略になる。
デジタル一眼レフ「Dシリーズ」・ミラーレス「Zシリーズ」などカメラ・レンズ等映像機器、半導体露光装置(ステッパー・スキャナ)・FPD露光装置、顕微鏡システム・精密測定機器など光学技術を基盤とした精密光学機器を製造販売。82社の子会社・10社…
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