TOTO
TOTO LTD.
ガラス・土石製品 / 建設・資材
5,583円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/11/4
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
利益の半分を稼ぐセラミック事業
半導体製造装置でウェハを固定する静電チャックは、2025年の世界シェアが出荷数量で2位(会社資料が引用した富士キメラ総研の調査)。2026年3月期の営業利益率は42.9%で、全社の利益の約半分を稼ぎます。
- 2
リフォーム中心の国内住宅設備
日本住設の売上の約7割はリフォーム向けで、新築が減っても入れ替え需要で売上を保ちやすい構造です。2026年12月受注分からは値上げも実施します。
- 3
海外で伸びるウォシュレット
米国の温水洗浄便座の普及率はまだ一桁と会社は説明しており、日本の一般家庭(80%超)との差が成長の余地です。ただし足元の米国は住宅市況が悪く、2026年1〜6月は営業赤字でした。
- 4
厚い財務と株主還元
自己資本比率は65.7%(2026年9月末)。配当性向40%以上・減配しない方針に加え、2026年11月から上限300億円の自社株買いを進めています。
注意すべきリスク
- 1
半導体市況で利益が振れる
利益の半分をセラミックが稼ぐため、半導体メーカーの投資や工場の稼働が鈍ると全社の利益が大きく落ちます。2024年3月期はセラミックの営業利益が4割以上減りました。
- 2
日本住設の利益率の低さ
日本住設の営業利益率は4.2%(2026年3月期)で、コスト増により漸減傾向にあります。2027年3月期は営業利益が約34%減る計画で、値上げと構造改革が効くかが課題です。
- 3
中国・米国の住宅市況
中国では2025年3月期に340億円の減損、2026年3月期に152億円の事業再編費用を計上しました。2026年10月には米国・中国の市況悪化を理由に、両地域の利益計画と売上高予想を下げています。
- 4
部材の調達とコスト高
2026年は中東情勢の悪化で部材の調達が滞り、浴室商品の受注を一時絞りました。会社は2027年3月期の営業利益への影響を約60億円のマイナスと見込んでいます。
事業概要
TOTOは衛生陶器で国内シェア首位の住宅設備機器メーカー。温水洗浄便座「ウォシュレット」の生みの親として知られ、トイレ・便器・洗面台・浴室・水栓金具など住宅設備を幅広く展開する。「きれい除菌水」「セフィオンテクト」など独自の清潔技術を搭載した節水型トイレに強みを持つ。中国・アジア・米国・欧州にも生産販売拠点を展開。
主要事業
グローバル住設事業 — トイレ(ウォシュレット・便器)・洗面台・浴室・水栓金具の製造販売
新領域事業 — セラミック技術を活かした半導体製造装置部品(静電チャック等)の製造販売
海外事業 — 中国・アジア・米国・欧州での衛生陶器・水栓金具の製造販売
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
737,441
+1.8% YoY
営業利益
53,759
+10.9% YoY
純利益
40,257
+230.8% YoY
営業利益率
7.3%
企業評価
総合スコア 3.4 / 5
成長性
3
収益性
3
安全性
5
規模
4
割安度
2
競合・類似銘柄
便器・洗面台・浴室など水まわりの住宅設備を作る企業。陶器の焼成設備を持ち、住宅着工とリフォーム、海外での普及率に業績が連動する。
TOTOは衛生陶器で国内シェア首位の住宅設備機器メーカー。温水洗浄便座「ウォシュレット」の生みの親として知られ、トイレ・便器・洗面台・浴室・水栓金具など住宅設備を幅広く展開する。「きれい除菌水」「セフィオンテクト」など独自の清潔技術を搭載し…
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