オリックス
ORIX CORPORATION
その他金融業 / 金融(除く銀行)
5,850円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/5
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
10セグメント多角化で3期連続最高益
2026年3月期はORIX USAが減損527億円で利益10億円まで沈む一方、事業投資・コンセッション1,256億円と環境エネルギー1,158億円が牽引し、純利益4,472億円で3期連続最高益。ひとつの事業の失速が全体を揺るがさない分散効果が働いている。2027年3月期第1四半期(3ヶ月)は純利益2,808億円で通期予想5,300億円への進捗率53%。
- 2
ROE改善に向けたノンコア事業の整理
オリックス銀行売却(譲渡価額3,700億円、売却益約1,242億円は税引前、2026年8月譲渡完了)に象徴される資本効率改善策を推進。2026年3月期のROE 10.4%から、2027年3月期11.7%予想、2028年3月期11%、2035年3月期にROE 15%・純利益1兆円を目標に掲げる。
- 3
増配+最大2,500億円の自社株買い
2027年3月期の配当予想は187.36円。キオクシア関連損益を除いた調整後EPSに連動する方式へ変更され、下限は前期と同額の156.10円。配当利回りは実績ベース約2.5%・予想ベース約3.0%(2026年9月18日終値)に加え、最大2,500億円の自社株買い(8月末までに1,141億円を取得済み)で総還元利回りは高水準。
- 4
PER15.4倍のバリュエーション妙味
PER 15.4倍・PBR 1.51倍(2026年9月18日終値)は、ROE改善の進展に伴い見直し余地がある水準。3期連続最高益の実績に対して割安感がある。
注意すべきリスク
- 1
コングロマリット・ディスカウント
10セグメントの多角化が各事業の価値評価を困難にしており、市場からの適正評価を受けにくい構造的な問題がある。
- 2
利益の質(売却益依存)
セグメント利益の稼ぎ頭が毎年入れ替わる。2022年3月期の法人営業・メンテナンスリース2,430億円は「弥生」売却益1,630億円を含み翌期767億円へ急落、2024年3月期は銀行・クレジットが974億円で最大と、PE投資のイグジット益や資産売却益への依存度が高くベース利益の継続性が読みにくい。2027年3月期第1四半期の純利益2,808億円も、現金の回収を伴わないキオクシア関連の持分法損益(税後約1,217億円)と杉孝の売却益が大半を占める。
- 3
金利上昇と為替リスク
リース事業の調達コスト増や海外事業の為替変動が収益に影響する可能性がある。
事業概要
リース事業から出発した多角的金融サービス企業。自動車・ICT機器のリース・レンタル、不動産開発・運営、再生可能エネルギー、生命保険、銀行業務、航空機投資を展開。米国・欧州・アジアで1,369の子会社と128の関連会社を擁する。プライベートな実物資産投資でインフレ耐性を保ちながら、グローバルネットワークを通じた統合金融サービスを提供。
主要事業
法人営業・メンテナンスリース — 自動車・ICT機器のリース・レンタル事業
不動産 — 不動産開発・運営、施設運営(ホテル・物流施設等)
事業投資・コンセッション — 再生可能エネルギー、環境、航空機投資等の実物資産投資
保険・銀行 — 生命保険事業(オリックス生命)、銀行業務(オリックス銀行)
海外事業 — 米国・欧州・アジアでの多角的な金融・投資サービス展開
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
3,330,831
+15.9% YoY
営業利益
456,248
+37.5% YoY
純利益
447,265
+27.2% YoY
営業利益率
13.7%
企業評価
総合スコア 3.6 / 5
成長性
4
収益性
4
安全性
2
規模
5
割安度
3
競合・類似銘柄
機械設備・IT機器から不動産・航空機まで幅広い資産をリースし、調達コストと与信管理の差で稼ぐ。銀行系・商社系の系列色が濃く、リース資産の構成と海外・環境エネルギーへの投資が業績を分ける。
リース事業から出発した多角的金融サービス企業。自動車・ICT機器のリース・レンタル、不動産開発・運営、再生可能エネルギー、生命保険、銀行業務、航空機投資を展開。米国・欧州・アジアで1,369の子会社と128の関連会社を擁する。プライベートな…
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