村田製作所
Murata Manufacturing Co.,Ltd.
電気機器 / 電機・精密
8,745円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/5
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
MLCC世界シェア約40%で首位、車載でも約50%
会社推計でMLCC世界シェア40%、市場推計では車載向け約50%・超小型高容量品50%超。セラミック配合・積層・焼成の技術蓄積は数十年規模で参入障壁が極めて高い。
- 2
データセンター関連売上が2026年度に倍増計画
データセンター関連売上は2025年度1,767億円→2026年度予想3,706億円(+109.7%)。AIサーバー1台にMLCC10,000個以上を搭載し、ハイパースケーラーのAI投資拡大で構造的需要増が続く。
- 3
営業利益率20%台への回復
2027年3月期の営業利益率は15.4%→20.4%へ回復する見通し(前期はのれん減損438億円を含み、一時項目除きでは約17.8%)。会社は生産高の増加に伴う操業度益と円安効果を増益要因に挙げており、AI・データセンター向けの数量拡大が収益性を押し上げる。
- 4
2027/3は売上2.1兆円で初の2兆円超え見込み
売上+15%、営業利益+53%の大幅増益予想。Q1は売上前年比+20.7%と好調に発進し上方修正済み。
注意すべきリスク
- 1
スマートフォン市場の成熟化(通信向けが売上の36%)
世界スマホ出荷は年間12億台前後で頭打ち。中国メーカーの価格競争と汎用品の価格下落圧力が続く。
- 2
デバイス・モジュール事業の赤字継続
売上の36%を占める同事業は2026/3に営業損失265億円(主因は表面波フィルタ事業ののれん減損438億円、減損除きでは黒字)。高周波モジュール・樹脂多層基板のスマホ向け減少で高周波・通信の収益性が悪化し、2027/3 Q1も129億円の赤字が続く。
- 3
中国MLCCメーカーの台頭
中国勢のシェアが合計10%に到達。政府補助金を背景に中級品への浸食が加速するリスク。
事業概要
積層セラミックコンデンサ(MLCC)で世界シェア首位を誇る電子部品メーカー。コンデンサ・インダクタ・EMI除去フィルタ等のコンポーネント、通信モジュール・リチウムイオン二次電池・センサ等のモジュール製品を幅広く展開する。スマートフォン・自動車・産業機器向けの超小型・高容量電子部品に強みを持ち、福井・出雲・金沢などの国内工場を核に中国・シンガポール・フィリピン・タイなど世界各地にグローバル生産体制を構築している。
主要事業
コンポーネント — 積層セラミックコンデンサ(MLCC)、インダクタ、EMI除去フィルタ、コネクタ、サーミスタ、セラミック発振子等の受動部品
デバイス・モジュール — 高周波モジュール(SAW/BAWフィルタ)、通信モジュール(Wi-Fi・Bluetooth)、リチウムイオン二次電池、MEMSセンサ(加速度・ジャイロ・気圧)
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
1,830,856
+5.0% YoY
営業利益
281,835
+0.8% YoY
純利益
233,920
+0.0% YoY
営業利益率
15.4%
企業評価
総合スコア 3.8 / 5
成長性
3
収益性
5
安全性
5
規模
5
割安度
1
競合・類似銘柄
コンデンサ、抵抗器、インダクタ、トランスなど受動部品を量産する。スマートフォンと自動車の電装化が数量を、工場の稼働率が採算を決める。
積層セラミックコンデンサ(MLCC)で世界シェア首位を誇る電子部品メーカー。コンデンサ・インダクタ・EMI除去フィルタ等のコンポーネント、通信モジュール・リチウムイオン二次電池・センサ等のモジュール製品を幅広く展開する。スマートフォン・自動…
銘柄の分類・事業概要はKabuGraph調べ
セグメント別売上推移
| セグメント | 2022年3期(百万円) | 2023年3期(百万円) | 2024年3期(百万円) | 2025年3期(百万円) | 2026年3期(百万円) |
|---|---|---|---|---|---|
| コンポーネント | 1,002,900(55.8%) | 945,000(56.5%) | 920,700(56.7%) | 1,032,400(59.7%) | 1,159,700(63.9%) |
| デバイス・モジュール | 795,900(44.2%) | 727,100(43.5%) | 704,000(43.3%) | 696,900(40.3%) | 656,000(36.1%) |