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石
プライム1662

石油資源開発

Japan Petroleum Exploration Co.,Ltd.

鉱業 / エネルギー資源

1,720円

-34 (-1.94%)

出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/5

投資ポイント

強み・成長ドライバー

  • 1

    CCS事業で国内最先端のポジション

    苫小牧CCSプロジェクトのオペレーターとして事業化を主導。E&Pで培った掘削・地下構造解析のノウハウはCCSに直接転用でき、後発が容易に追随できない競争優位を持ちます。

  • 2

    垂直統合型モデルによる収益安定性

    E&P(上流)から800kmのパイプライン輸送(中流)、140万kWの発電・供給(下流)まで一貫保有。原油価格下落時もインフラ事業が安定キャッシュフローを生み出し、純粋なE&P企業より業績のボラティリティが低い構造です。

  • 3

    PBR 0.79倍の割安評価と下限40円の配当方針

    PBR 0.79倍・PER 9.3倍と純資産を下回る水準(2026年9月14日時点)。配当利回りは実績65円ベースで3.4%(2027年3月期予想45円では2.3%)。年間40円の下限配当方針と2021〜2024年度の4年連続の自己株式取得実績があり、バリュー投資家にとって下値リスクが限定的な銘柄です。

注意すべきリスク

  • 1

    原油・天然ガス価格への高い依存度

    E&P事業が利益の約70%を占め、原油価格下落は業績に直結します。2021年3月期にはコロナ禍の原油急落で純利益が赤字に転落した実績があります。

  • 2

    地政学リスク(イラク・ガラフ油田は生産・出荷停止中)

    2026年春以降、ホルムズ海峡封鎖に伴うイラク政府の不可抗力宣言でガラフ油田の生産・出荷が停止し、2027年3月期は同事業の売上を通年で見込んでいません。ロシア(サハリン1)にも持分を持ち、過去には国内油ガス田の減損(2021年3月期)やカナダ事業撤退の損失(2022年3月期)で純損失に転落した前例があります。

  • 3

    2027年3月期の増益は一過性、本業ベースでは減益・減配

    純利益予想650億円には北海道ガス供給事業の譲渡益と投資有価証券売却益(税引後で計約270億円)が含まれ、これらを除いた純利益は380億円と前期の534億円から減益。配当も65円から45円への減配予想です。

  • 4

    CCS事業化の不確実性

    苫小牧CCSは2030年の事業化を目標としていますが、CO₂貯留コスト・規制環境・排出権取引制度の整備など不確実な要素が多く、先行投資が回収できないリスクがあります。

  • 5

    国内油ガス田の自然減退

    歴史の長い国内油ガス田は生産量が長期的に減少傾向にあり、大型の新規資源発見がなければ国内事業の利益は緩やかに縮小する構造です。2026年3〜6月の北海道日高沖の試掘は「直ちに商業化を期待できる規模ではない」と評価されました。

事業概要

1955年設立の大手石油・天然ガス開発会社(JAPEX)。北海道・秋田県・山形県・新潟県の油田・ガス田で国内生産を行い、探鉱から開発・生産・輸送・販売までを一貫して手がける。海外ではイラクのガラフ油田などの権益を保有し、近年は海外事業の比重を高めている。パイプライン輸送では国内屈指の技術力を持ち、長距離の天然ガスパイプライン網とLNG受入基地を運営して都市ガス事業者や産業用需要家に供給する。発電事業のほか、GTL燃料やメタンハイドレート、オイルサンドの研究開発にも取り組む。

主要事業

  • E&P事業(国内) — 北海道・秋田・山形・新潟の油田・ガス田での探鉱・開発・生産

  • E&P事業(海外) — イラクのガラフ油田などの権益

  • インフラ・ユーティリティ事業 — 天然ガスパイプライン網、LNG受入基地、発電

株価推移

TradingView

業績ハイライト2026/3(百万円)

売上高

340,336

-12.5% YoY

営業利益

38,915

-37.2% YoY

純利益

53,427

-34.2% YoY

営業利益率

11.4%

企業評価

総合スコア 4.2 / 5

成長性

4

収益性

4

安全性

5

規模

4

割安度

4

競合・類似銘柄

石油・天然ガス開発

原油・天然ガスの探鉱から開発・生産・供給までを手がけるE&P企業。埋蔵量と生産量、原油価格・為替が業績に直結し、国内ではパイプラインによるガス供給も担う。

銘柄の分類・事業概要はKabuGraph調べ

セグメント別売上推移

セグメント2022年3期(百万円)2023年3期(百万円)2024年3期(百万円)2025年3期(百万円)2026年3期(百万円)
日本192,700(77.3%)303,000(90.1%)256,500(78.7%)279,900(71.9%)248,200(72.9%)
北米33,800(13.6%)9,160(2.7%)30,600(9.4%)55,700(14.3%)52,400(15.4%)
中東22,700(9.1%)24,300(7.2%)36,200(11.1%)34,300(8.8%)31,700(9.3%)
欧州——2,610(0.8%)19,200(4.9%)8,070(2.4%)