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グロース4477

BASE

BASE,Inc.

情報・通信業 / 情報通信・サービスその他

404円

+34 (+9.19%)

出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/5

投資ポイント

強み・成長ドライバー

  • 1

    ECの「入口から金融まで」をワンストップで提供

    ネットショップ開設(BASE)→ 決済(PAY.JP)→ 資金調達(YELL BANK)→ 成長支援(Eストアー)と、EC事業者のライフサイクル全体をカバーするプラットフォームを構築しています。個々のサービス単体ではShopifyやStripeなどの強力な競合がいますが、「EC×決済×金融」を一体で…

  • 2

    赤字脱却と株主還元への転換

    2024年12月期の黒字転換に続き、2025年12月期には初配当(1株5円、配当性向30%目安)を実施し、10億円の自社株買い枠を2年連続で設定しました(2026年枠はSBIのTOBに伴い中止、配当方針は据え置き)。2026年12月期上期も営業利益+87%と利益成長が続き、実質的な余剰資金は約100億円あります。

  • 3

    Eストアー買収によるGMV・収益基盤の一段の拡大

    Eストアーの完全子会社化でグループGMVは5,000億円規模に拡大。個人向け(BASE)と中堅向け(Eストアー)の二刀流体制で、BASEで成長したショップがEストアーへ「卒業」する導線が構築されつつあります。Eストアーの売上総利益率も約60%と高く、連結の収益性向上に貢献しています。

  • 4

    SBIグループとの資本業務提携による顧客基盤と金融機能の獲得

    2026年8月に発表したSBIホールディングスとの資本業務提携で、SBIグループの決済取引のBASE決済サービスへの集約、SBI取引先の中小事業者へのYELL BANK提供、SBIが扱うIP・コンテンツのEC収益化が見込まれます。単独では制約のあった集客チャネル・金融機能・資本基盤を、競合関係の限定的なパートナーから補完できる形です。

注意すべきリスク

  • 1

    上場来高値からの大幅下落が示す市場評価の変化

    株価は2020年の上場来高値3,448円(分割調整後)から約90%下落した水準(2026年9月11日終値336円)にあり、SBIのTOB価格340円の前後で推移しています。PER21.2倍は黒字転換企業として妥当な水準ですが、TOB期間終了後に需給の支えが外れた場合や利益成長が鈍化した場合には下値リスクも残ります。

  • 2

    EC市場の激しい競争環境

    ネットショップ構築の分野ではShopify(グローバル最大手)、STORES(旧hey)、カラーミーショップ(GMOペパボ)が競合します。ただし各社でターゲット層が明確に異なります。BASEは初期費用・月額費用ゼロで始められる手軽さが最大の強みで、個人や副業層を含む小規模事業者に圧倒的に支持されてい…

  • 3

    営業利益率は依然として低水準

    黒字化を達成したとはいえ、営業利益率は約8%にとどまります(2025年12月期8.1%、2026年12月期上期8.6%)。同じくEC支援を手掛けるShopifyの営業利益率は約13%(2025年12月期、GAAP)であり、BASEが高収益体質に転換するにはさらなるテイクレート改善やコスト効率化が求められます。売上総利益率48%はSaaS企業としては低めで、決済手数料の原価が重い構造です。

  • 4

    Eストアー・Portの統合リスク

    33億円で取得したEストアーについては、のれん約14億円(14年償却)と顧客関連資産約12億円(18年償却)が計上され、2026年4月に取得したPortでものれん約10億円(暫定値)が加わりました(出典: BASE 2025年12月期決算短信・2026年12月期第2四半期決算短信)。統合効果の発現が遅れたり既存顧客の流出が進んだりした場合、2024年12月期のwant.jp(8.7億円減損)と同様の減損リスクがあります。

  • 5

    SBIの持分法適用会社化に伴う経営の自由度と株主還元の変化

    TOBが成立すればSBIが最大20%(契約上は25%まで)を持つ大株主となり、第三者との資本提携や提携に支障を及ぼす組織再編にはSBIの事前承諾が必要になります。2026年の10億円の自社株買いは取得0株で中止され、今後の自社株買いは未定です。TOB価格340円はBASE自身が妥当性の判断を留保した水準で、上限超過時はあん分比例となるため全株を340円で売却できるとは限りません。

事業概要

ネットショップ作成サービス「BASE」を中核とするECプラットフォーム企業。個人やスモールチームが簡単にネットショップを開設・運営できるサービスを提供。決済API「PAY.JP」、資金調達サービス「YELL BANK」、購入者向けアプリ「Pay ID」、越境EC「want.jp」、伴走型EC支援「Eストアーショップサーブ」を展開し、EC事業者のライフサイクル全体をカバーする。

主要事業

  • BASE事業 — ネットショップ作成サービス「BASE」と購入者向けアプリ「Pay ID」を提供。ショップ開設数250万超

  • PAY.JP事業 — 開発者がスムーズに決済を組み込めるオンライン決済API

  • YELL BANK事業 — EC事業者向け将来債権買取型の資金調達サービス

  • Eストアーショップサーブ事業 — 中堅EC事業者向け伴走型ネットショップ構築サービス(2025年子会社化)

  • want.jp事業 — 海外消費者向け越境ECサービス

株価推移

TradingView

業績ハイライト2025/12(百万円)

売上高

20,729

+29.7% YoY

営業利益

1,686

+118.4% YoY

純利益

1,826

+437.1% YoY

営業利益率

8.1%

企業評価

総合スコア 2.4 / 5

成長性

5

収益性

1

安全性

2

規模

2

割安度

2

競合・類似銘柄

ECサイト構築・運営支援

ネットショップの開設から受注・在庫・決済までを支えるプラットフォーム。加盟店の流通総額に連動する課金が中心。

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BASE

ネットショップ作成サービス「BASE」を中核とするECプラットフォーム企業。個人やスモールチームが簡単にネットショップを開設・運営できるサービスを提供。決済API「PAY.JP」、資金調達サービス「YELL BANK」、購入者向けアプリ「P…

銘柄の分類・事業概要はKabuGraph調べ

セグメント別売上推移

セグメント2021年12期(百万円)2022年12期(百万円)2023年12期(百万円)2024年12期(百万円)2025年12期(百万円)
BASE事業8,420(100.0%)7,490(78.1%)7,770(66.5%)9,090(57.8%)10,800(55.2%)
PAY.JP事業—2,100(21.9%)3,610(30.9%)5,730(36.5%)6,330(32.4%)
YELL BANK事業——310(2.7%)900(5.7%)1,120(5.7%)
Eストアー————1,310(6.7%)