味の素
Ajinomoto Co.,Inc.
食料品 / 食品
5,321円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/5
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
ABFで半導体絶縁材の世界シェア95%超
Intel・AMD・NVIDIA・AppleなどほぼすべてのCPU/GPUに採用される層間絶縁材。約30年の共同開発実績が参入障壁を形成し、AI半導体の大型化でボリューム×単価の二重成長が見込める。
- 2
電子材料の事業利益率54%
ABFを含むファンクショナルマテリアルズの2026年3月期は売上高1,007億円・事業利益546億円で、事業利益率は約54%と驚異的な水準。全社の利益成長を牽引するハイマージン事業。
- 3
調味料は130以上の国・地域で展開
東南アジア・南米で圧倒的なブランド力を持つ調味料事業が安定収益を提供。新興国の人口増加と中間層拡大が長期的な追い風。
- 4
食品×半導体の異色ポートフォリオ
ディフェンシブな食品事業とシクリカルなAI半導体素材事業の組み合わせが、景気変動への耐性と成長性を両立している。
注意すべきリスク
- 1
ABFの技術代替リスク
ABFは現時点で事実上独占だが、新たな絶縁材料技術が登場した場合やパッケージング方式の変化により、独占的地位が脅かされる可能性がある。
- 2
冷凍食品事業の低収益性
売上2,903億円の冷凍食品事業は事業利益率わずか2.9%。原材料費と物流費の高騰、価格競争の激化が収益を圧迫している。
- 3
AI半導体投資サイクルへの依存
電子材料事業の急成長はAI半導体市場の拡大に依存しており、データセンター投資の減速局面では成長鈍化のリスクがある。2024年3月期には電子材料の販売減でヘルスケア等の事業利益が前期比半減した前例がある。
事業概要
アミノ酸技術を基盤とするグローバル食品・バイオ企業。「味の素」「ほんだし」「Cook Do」などの調味料、「クノール」スープ、冷凍食品「ギョーザ」を主力に、世界130以上の国・地域で食品事業を展開する。食品に留まらず、アミノ酸の応用技術を活かした医薬用・食品用アミノ酸の製造、バイオファーマサービス(CDMO)事業、半導体パッケージ基板向け層間絶縁材料「味の素ビルドアップフィルム(ABF)」などの電子材料事業にも展開し、高い利益率を実現している。
主要事業
調味料・食品 — 「味の素」「ほんだし」「Cook Do」等の調味料、「クノール」スープ、冷凍食品の製造販売。海外では現地の食文化に合わせた調味料を展開
ヘルスケア等 — 医薬用・食品用アミノ酸の製造、バイオファーマサービス(CDMO)による医薬品受託製造
電子材料 — 半導体パッケージ基板向け層間絶縁材料「ABF(味の素ビルドアップフィルム)」の製造。世界シェアほぼ100%
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
1,583,719
+3.5% YoY
営業利益
199,412
+75.0% YoY
純利益
134,675
+91.6% YoY
営業利益率
12.6%
企業評価
総合スコア 3.4 / 5
成長性
4
収益性
4
安全性
3
規模
5
割安度
1
競合・類似銘柄
醤油・マヨネーズ・ソース・カレールウ・たれなど、スーパーの調味料売場で棚を奪い合うブランドメーカー。家庭用の定番商品を軸に、業務用や海外へ広げる収益構造が共通する。
アミノ酸技術を基盤とするグローバル食品・バイオ企業。「味の素」「ほんだし」「Cook Do」などの調味料、「クノール」スープ、冷凍食品「ギョーザ」を主力に、世界130以上の国・地域で食品事業を展開する。食品に留まらず、アミノ酸の応用技術を活…
銘柄の分類・事業概要はKabuGraph調べ