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S
プライム8473

SBIホールディングス

SBI Holdings,Inc.

証券・商品先物取引業 / 金融(除く銀行)

2,965円

-73 (-2.40%)

出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/8

投資ポイント

強み・成長ドライバー

  • 1

    圧倒的なスケールと「低コスト」戦略

    SBI証券の証券口座1,600万超(2026年6月末1,638万口座)とSBI新生銀行の総資産24.7兆円は、ネット金融で他の追随を許さない規模です。売買手数料の無料化や投信の信託報酬引き下げで顧客基盤を広げ、楽天証券と並ぶ「2強」の地位を築きました。

  • 2

    「第四のメガバンク」としての総合力

    証券・銀行・保険・投信・FX・暗号資産をワンストップで提供できるのは、メガバンク3行を除けばSBIのみです。SBI新生銀行の取得で法人融資など対面金融にも進出し、地方銀行への出資による「地銀連合」構想は競合にない独自のポジションです。

  • 3

    増配トレンドとバリュエーションの妙味

    3期連続増配で配当利回り約3%、PER 4.8倍(一時益除外の実質でも7〜8倍程度)・PBR 1.16倍のバリュー水準です。売上収益の5年CAGR 20%超と配当利回りの組み合わせは、バリュー投資家にとって検討に値します。

注意すべきリスク

  • 1

    自己資本比率4.7%という薄い資本基盤

    親会社所有者帰属持分比率4.7%はレバレッジが非常に高く、金融危機や大規模な信用損失で自己資本が毀損するリスクは一般事業会社より大きくなります。証券・保険・PE投資を含むため単純な銀行基準との比較には限界がありますが、グループ全体の資本管理には継続的な注視が必要です。

  • 2

    コングロマリットディスカウント

    証券・銀行・保険・暗号資産・バイオ・Web3と、事業の幅が広すぎるために個々の事業価値が正当に評価されにくいという問題があります。子会社740社という規模はガバナンスの複雑さも意味し、低PERの一因と考えられます。

  • 3

    市場環境への高い感応度

    証券事業は株式市況、暗号資産事業は仮想通貨市況、PE投資事業は投資先の評価額、銀行事業は金利環境に左右され、複数の市場リスクを同時に抱えています。マクロ環境が悪化するとセグメント横断的に下振れする可能性があり、FY2023/3の純利益354億円はその例です。

  • 4

    通期業績予想の非開示

    SBIホールディングスは通期の業績予想を開示していません(2027年3月期第1四半期決算時点でも非開示)。金融持株会社は市場環境に左右されるため予想が困難という事情はありますが、投資家にとっては将来の業績見通しを持ちにくいというデメリットがあります。

  • 5

    創業者リスク

    北尾吉孝CEOは設立以来25年以上にわたってグループを率いるカリスマ経営者です。「第四のメガバンク」構想や地銀連合、暗号資産への積極投資など、北尾氏のリーダーシップに大きく依存する経営スタイルのため、後継者問題と経営体制の持続性は中長期的な注視ポイントです。

  • 6

    次世代事業の投資回収リスク

    次世代事業(バイオ・Web3・再生可能エネルギーなど)はFY2026/3に黒字転換しましたが、収益の多くは暗号資産の評価益など市況要因を含みます。台湾PSMCとの宮城工場計画が2024年9月に解消されたように先端技術投資は不確実性が高く、収益化までの道のりは長期にわたります。

事業概要

SBIホールディングスは、ネット証券最大手のSBI証券(口座数1,500万超)とSBI新生銀行を中核とする国内最大級の金融コングロマリットです。1999年にソフトバンクの金融子会社として設立され、2006年に完全独立。証券・銀行・保険の金融三本柱に加え、暗号資産、資産運用、PE投資、さらに半導体・バイオ・Web3など次世代領域にも展開し、連結子会社740社・持分法適用78社を擁する巨大グループを構成しています。

主要事業

  • 金融サービス事業 — SBI証券(国内ネット証券No.1)、SBI新生銀行、SBI損保・SBI生命など。グループ売上の約82%を占める中核事業

  • 暗号資産事業 — SBI VCトレードを中心とした暗号資産交換業。Ripple社との提携による国際送金分野も展開

  • 資産運用事業 — SBIアセットマネジメントによるインデックスファンド運用。業界最低水準の信託報酬が特徴

  • PE投資事業 — プライベート・エクイティファンドの運営・投資。SBI新生銀行との中間持株会社を通じて展開

  • 次世代事業 — 半導体(SBI半導体/PowerSpin)、バイオ・ヘルスケア(SBIバイオテック)、Web3・NFT、再生可能エネルギーなど成長領域への先行投資

株価推移

TradingView

業績ハイライト2026/3(百万円)

売上高

1,896,607

+31.4% YoY

営業利益

—

純利益

427,577

+163.7% YoY

営業利益率

—

企業評価

総合スコア 4.0 / 5

成長性

5

収益性

—

安全性

1

規模

5

割安度

5

競合・類似銘柄

ネット証券

店舗と営業員を持たず、オンラインで株式・投資信託の売買を受け付ける証券会社。売買手数料の無料化が進み、信用取引の金利や資産管理手数料へ収益の軸足を移している。

銘柄の分類・事業概要はKabuGraph調べ

セグメント別売上推移

セグメント2024年3期(百万円)2025年3期(百万円)2026年3期(百万円)
金融サービス1,090,000(90.6%)1,170,000(80.4%)1,580,000(82.0%)
暗号資産57,100(4.7%)80,800(5.5%)89,600(4.7%)
次世代26,600(2.2%)30,700(2.1%)56,200(2.9%)
資産運用29,400(2.4%)33,800(2.3%)41,600(2.2%)
PE投資—140,800(9.7%)158,300(8.2%)