西部電機
Seibu Electric & Machinery Co.,Ltd.
機械 / 機械
2,626円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/14
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
ワイヤ放電加工機の伸びと増産体制
精密機械の売上高は4年で109.0億円から183.0億円に増え、セグメント利益の約半分を稼ぎます。2024年9月の新工場で生産能力を1.5倍に引き上げました。
- 2
波の違う3事業
海外の設備投資の精密機械、国内の物流投資の搬送機械、公共投資が中心の産業機械と、需要の源が違う3事業を持ち、2026年3月期は3事業とも増収でした。
- 3
過去最高益と予想超えの実績
2026年3月期は受注・売上・各利益が過去最高で、営業利益は期初予想を19.9%上回りました。今期も第1四半期で通期予想の23.9%に達しています。
- 4
厚い財務とDOE4%の配当
ネットキャッシュ96.8億円、自己資本比率67.8%(2026年3月末)。DOE4%を目安に今期は年90円、予想配当利回り3.42%(2026年10月13日終値)です。
- 5
公共インフラでの地位
バルブアクチュエータの国内シェアNo.1をうたい(会社開示)、水門の電動化・遠隔操作など防災製品も伸ばしています。産業機械の受注残高は前期末比46.9%増です。
注意すべきリスク
- 1
中国向けへの依存
顧客の所在地で連結売上高の27.9%が中国向け。精密機械は顧客も集中し、国内商社の兼松ケージーケイと中国の1社で22.8%を占めます。中国の景気や米国の関税で受注が振れるおそれがあります。
- 2
受注の波と季節性
搬送機械は2026年3月期の受注高が12.5%減り、受注残高も8.5%減りました。公共投資向けは下半期に売上が集中し、四半期の数字は大きく振れます。
- 3
価格競争と原材料
有価証券報告書は競合の多い業界での価格競争と、鉄鋼・樹脂・レアメタルなどの価格変動をリスクに挙げます。前期の増益は価格転嫁にも支えられました。
- 4
今期は純利益が減る計画
前期の純利益には政策保有株の売却益(税引前6.09億円)が含まれ、今期は30.0億円(−14.7%)の計画。会社予想のROEは8.7%と中計目標の10%を下回ります。
- 5
株主構成と流動性
安川電機17.36%・豊田自動織機7.30%などが上位に並び、シンプレクスの25.80%(2023年12月時点)もあります。会社も株式の流動性の低さを課題に挙げていました。
事業概要
西部電機は搬送機械・産業機械・精密機械の3事業を柱とする機械メーカー。搬送機械事業では立体自動倉庫・ピッキングシステム等の物流ソリューションを提供する。産業機械事業ではバルブアクチュエータ・ゲート駆動装置を製造し、精密機械事業では超精密ワイヤ放電加工機・NC旋盤を手がける。
主要事業
搬送機械事業 -- 立体自動倉庫・ピッキングシステム等の物流システムの製造販売
産業機械事業 -- バルブアクチュエータ・ゲート駆動装置の製造販売
精密機械事業 -- 超精密ワイヤ放電加工機・NC旋盤の製造販売
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
39,265
+17.7% YoY
営業利益
4,195
+31.4% YoY
純利益
3,516
+49.6% YoY
営業利益率
10.7%
企業評価
総合スコア 3.6 / 5
成長性
4
収益性
3
安全性
5
規模
2
割安度
4
競合・類似銘柄
自動倉庫・コンベヤ・仕分け機など、モノを運ぶ設備を設計・製造・据付する。EC物流と半導体工場のクリーン搬送が二大需要になっている。
西部電機は搬送機械・産業機械・精密機械の3事業を柱とする機械メーカー。搬送機械事業では立体自動倉庫・ピッキングシステム等の物流ソリューションを提供する。産業機械事業ではバルブアクチュエータ・ゲート駆動装置を製造し、精密機械事業では超精密ワイ…
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