花王
Kao Corporation
化学 / 素材・化学
3,470円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/5
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
36期連続増配の日本記録
営業利益が大幅に落ち込んだ2023年12月期にも増配を維持。株主還元に対する経営陣のコミットメントは日本企業で最強クラス。
- 2
構造改革で利益率が着実に改善
2023年の営業利益率3.9%は構造改革費用547億円を含む数字で、一時費用を除く実力ベースでも7.5%から2026年予想10.6%へ改善。化粧品事業も黒字化を達成し、構造改革の成果が表れている。
- 3
ケミカル事業という独自の事業構造
売上の26%を占める報告セグメントとして化学事業を持つのはP&Gやユニリーバには見られない構造。界面活性剤・トナーなど産業向け素材を展開し、日用品+素材の二本柱。
- 4
景気に左右されにくいディフェンシブな事業基盤
売上の大半が洗剤・衛生用品などの生活必需品で業績のブレが小さく、36期連続増配を支える安定したキャッシュ創出力を持つ。
注意すべきリスク
- 1
2019年ピーク時の利益率14.1%には未到達
2026年予想の営業利益率10.6%は上期の土地売却益115億円込みで、除くと約9.9%。2019年の14.1%にはまだ道半ばで、原材料価格の安定と値上げ浸透が今後を左右する。
- 2
原材料・為替リスク
油脂化学原料の価格変動が利益に直結。日用品の価格転嫁には時間がかかり、コスト上昇局面で利益が圧迫されやすい。
- 3
バリュエーションに割安感がない
株価3,478円(2026年9月18日終値)に対し実績PER約26.7倍・PBR約2.96倍・配当利回り約2.2%。利益率回復への期待をすでに織り込んだ水準にある。
事業概要
花王は日本を代表する総合生活用品・化粧品メーカーです。スキンケア・メイクアップ・ボディケア等の化粧品事業、食器用洗剤・衣料用洗剤・柔軟剤・トイレタリー等の生活用品事業を国内外で幅広く展開。「ビオレ」「キュレル」「ソフィーナ」「アタック」「クイックル」「ハミング」「メリーズ」「エッセンシャル」「めぐりズム」などの有名ブランドを保有しています。
主要事業
化粧品事業 — スキンケア「キュレル」「ソフィーナ」「ビオレ」、メイク・ボディケア製品
生活用品事業 — 衣料用洗剤「アタック」、食器用「キュキュット」、柔軟剤「ハミング」、紙おむつ「メリーズ」等
ケミカル事業 — 油脂製品・界面活性剤等の工業向け化学品
グローバル展開 — アジア・北米・欧州での主力ブランド拡販と新興市場開拓
株価推移
業績ハイライト2025/12(百万円)
売上高
1,688,633
+3.7% YoY
営業利益
164,069
+11.9% YoY
純利益
120,081
+11.4% YoY
営業利益率
9.7%
企業評価
総合スコア 3.6 / 5
成長性
3
収益性
3
安全性
5
規模
5
割安度
2
競合・類似銘柄
洗剤・オーラルケア・衛生用品・虫ケア用品などを量販店やドラッグストアで売る消費財メーカー。ブランド認知と棚の確保、原材料価格の転嫁力が効く。
花王は日本を代表する総合生活用品・化粧品メーカーです。スキンケア・メイクアップ・ボディケア等の化粧品事業、食器用洗剤・衣料用洗剤・柔軟剤・トイレタリー等の生活用品事業を国内外で幅広く展開。「ビオレ」「キュレル」「ソフィーナ」「アタック」「ク…
銘柄の分類・事業概要はKabuGraph調べ
セグメント別売上(2025年12期)
| セグメント | 売上(百万円) | 利益(百万円) | 構成比 |
|---|---|---|---|
| ハイジーンリビングケア | 540,363 | 0 | 32.0% |
| ケミカル | 439,045 | 0 | 26.0% |
| ヘルスビューティケア | 422,158 | 0 | 25.0% |
| 化粧品 | 253,295 | 0 | 15.0% |